犬が舌をペロっと出す心理7選

『犬が舌をペロっと出す心理』についてまとめました。舌をしまい忘れてしまったのであれば問題ないのですが、病気やトラブルによって舌が出てしまうこともあります。

更新日：2022年06月02日

犬が舌をペロっと出す心理

ベッドに入って舌を出すポメラニアン

犬がリラックスしている時、口の周りの筋肉が緩み、舌をペロっと出すことがあります。

お散歩や食事の後のリラックスタイムに舌が出ていることもありますし、寝ている時に舌がペロっと出たままになっていることもあります。安心感からついしまい忘れてしまったのだと思います。

犬が暑さを感じている時、舌をペロっと出すことがあります。

犬は人間のようには汗をかくことができません。汗の代わりに唾液を蒸発させ、気化させることで体温調節をしています。

パンティングをするほどではないけれど、ちょっぴり暑いんだよね…という時に舌をペロっと出していることがあります。舌先から唾液を蒸発させて体温調節をしているところです。

舌を出したボーダーコリーの口元のアップ

犬が何かに集中している時、舌をペロっと出すことがあります。

例えば、窓の外に猫を発見した時、「猫だ！」と興奮気味になりますよね。興奮すると、ハッハッハッとパンティングの時のような呼吸になることがあります。

そのまま猫の動きに集中していると、ハッと呼吸をした時のまま口が開いたままになっていたり、舌がペロっと出たままになっていたりします。

集中するあまり、口の周りの筋肉が緩み、口元や表情の管理を忘れてしまうのでしょう。

犬が手足を舐めるなどのお手入れをしている途中で飼い主に呼ばれると、舌をペロっと出すことがあります。

舌を出して舐めようとした瞬間だったのでしょう。「え？何？」という表情と共に舌が出たままになってしまうのです。

舌をペロっと出したところが見たくて、何度も呼びたくなってしまいますよね。用もないのに呼んでいると「しつこいな」「無視しておこう」と、こっちを見てくれなくなるところまで可愛いです。

舌を出したイタグレ、白い背景

犬が不安で落ち着かない時、少し呼吸が乱れることで舌をペロっと出すことがあります。

体温調節をする時のようなパンティングではありませんが、ハッ…ハッ…という呼吸をする様子があると思います。その呼吸の合間に舌がペロっと出ていることがあります。

何かストレスを感じるような状況や環境に置かれているのではないでしょうか。少し乱れた呼吸をすることで精神的に落ち着きを取り戻したいと考えています。

短頭種であるがゆえに舌をペロっと出すことがあります。

パグやシーズーなどのマズルが短い犬は、マズルの長い犬と比べて口の中が狭くなっています。口をしっかり閉じた状態では上手く熱を逃すことができません。

そのため、舌をペロっと出したままにすることで体温調節をしているのです。短頭種はパンティングも頻繁に行いますよね。マズルが短く、口の中が狭いことが理由なんです。

犬の歯並びが悪い時、舌をペロっと出すことがあります。

心理的なものではありませんが、歯並びが悪いことで舌を上手く口の中に収めることができないのでしょう。

口を閉じた瞬間には舌もしっかり収まるのですが、しばらく時間が経つとペロっと出てしまうことがあります。

舌が出たままで長時間いると、乾燥してしまったり、ひび割れてしまったり、変色することがあります。ペロっと出ていることがよくある場合には、定期的な舌の健康状態チェックをしてあげてください。

舌を出して寝ているポメラニアン

犬が舌をペロっと出す心理を7つ解説しました。

犬の舌がペロっと出たままになっていても、基本的に問題はありません。異常を感じることがあれば獣医師に診てもらうと安心です。