犬が飼い主に「飽きた」と言っている時の仕草や態度
1.あくびをする
犬はあくびをすることで飼い主に「飽きた」と言っています。
お散歩の途中でしきりにあくびをする時は、ニオイを嗅いだり、探索をしたり、外の空気を感じることに飽きてしまったのです。
運動不足にならないように、と「20分歩く」など時間を決めてお散歩することもありますが、犬が飽きてしまったら帰宅してもよいのではないでしょうか。無理に歩かせるとストレスになることがあります。
ボールを投げて遊んでいる時にもしきりにあくびをすることがあります。ボールを飼い主に渡した後、あくびをすることで「もう飽きたよ…終わりにしない?」と言っているのです。
2.仰向けになる
犬は仰向けになることで飼い主に「飽きた」と言っています。
お腹を見せるポーズには、降参や反省の意味があると言われていますよね。あまりにもしつこい飼い主に飽きてしまった時、「もう疲れたし僕の負けでいいから終わりにしてほしいな…」と言っているのです。
しつけのためのトレーニングの最中である場合には、飽きてしまっただけではなく、犬の集中力が切れてしまったことを知らせるための態度でもあります。そのまま続けても学習にならないので「今日は終わり!」とした方がよいと思います。
3.自分の手を舐める
犬は自分の手を舐めることで飼い主に「飽きた」と言っています。
お手入れをしているようにも見えるかもしれませんが、しきりに手を舐めるのは、あまりにもしつこい飼い主に飽きてしまったこととストレスを感じていることのサインです。
舐めすぎると皮膚が荒れてしまいます。真っ赤になっていないか、出血はないか、被毛をめくってよく見てあげてください。
飽きたことを遠まわしにしか表現できない犬もいます。飼い主に上手く伝わらない時にストレスになってしまうんです。何気ない仕草にも意味があるということを理解しておくと、愛犬の気持ちを読み取りやすくなります。
4.お尻を向けて座る
犬はお尻を向けて座ることで飼い主に「飽きた」と言っています。
飼い主が「終わりだよ」「おしまいにしよう」「もういいよ」と、諦めてくれるまで続きます。名前を呼んでも振り向きません。こっち見て!と言っても振り向きません。飽きてしまった物事から解放されるまで、見えない聞こえないふりをしているのです。
ただ、飼い主が怒ってしまったり、不機嫌になってしまったりすることは避けたいと考えています。そのため耳をあちこちに動かして飼い主の声や物音をよく聞いている様子が分かると思います。
5.ブルブルをする
犬はブルブルをすることで飼い主に「飽きた」と言っています。
飽きてしまったけれど、飼い主に「嫌だ!」と強く言うことができない性格なのかもしれません。嫌なことを取り払うために体をブルブルさせてみるのです。ストレスから逃れたい気持ちもあると思います。
体が濡れているわけでもなく、体に芝生や土が付着したわけでもなく、ただ何となくブルブルしているような時は「飽きちゃったな…」というアピールをしています。
飽きたことを態度に表す愛犬を見た飼い主がイライラしている時、飼い主の怒りを鎮めたくてブルブルすることもあります。「落ち着いて!」と言っているのです。
まとめ
犬が飼い主に「飽きた」と言っている時の仕草や態度を5つ解説しました。
- あくびをする
- 仰向けになる
- 自分の手を舐める
- お尻を向けて座る
- ブルブルをする
「飽きた」と言っているのに飼い主がしつこく構おうとする時は、ケージやベッドに入ったまま出て来なくなってしまうこともあります。家具の裏に隠れてしまうこともありますし、逃れたいという気持ちが強いのだと思います。
しつけや遊びも犬が飽きるまで続けるよりも、集中力が切れる手前で終わりにすると満足してくれるのではないかと思います。