『モラルの無い愛犬家』がしているNG行為5選

『モラルの無い愛犬家』がしているNG行為5選

公園等に「犬の散歩禁止」といったような看板が掲げられているのを見ると、犬の飼い主さんの多くがモラルのない愛犬家のように思えるかもしれません。しかし、マナーを守ろうとされている飼い主さんも大勢いらっしゃいます。どのような行為が迷惑だと思われているのかについてご紹介しますので、今一度ご自身の行為を振り返ってみる機会にしてください。

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犬を飼っている人と飼っていない人の意識の差

犬の散歩

保健所や公園・団地などの管理者あてに、飼育されている犬や散歩中の犬に関して迷惑だと感じている行為に関するクレームが数多く寄せられています。周囲の方に迷惑をかけないようにマナーを守ろうとされている飼い主さんがほとんどだと思いますが、残念ながら迷惑な行為をされてしまう方もいるのです。

しかしその方たちの全てが必ずしも非常識なわけではなく、犬を飼っていない方との意識の差から、それが迷惑行為だと気付いていない場合もあるようです。相手の立場になって考えてみる、視野を広げて考えてみるといったことを習慣化できれば、もっと周囲への気遣いの幅が広がるかもしれません。

今回は、モラルのない愛犬家の行為だと迷惑に思われているクレームをご紹介します。自分は気を遣っていると思われている方も、今一度ご自身の行為を振り返る機会にしてみてはいかがでしょうか。

モラルのない愛犬家がしていると思われている行為

散歩中の排尿

1.散歩中どこにでもおしっこをさせる

東京都のある公園でアンケートを行った結果、犬を飼っていない方が最も迷惑だと感じる行為が『どこでもおしっこをさせる』というものでした。それくらい散歩中の犬のおしっこは、近隣の方たちに不快な思いをさせているのです。

以前は、犬の散歩の目的の中に「排泄」が含まれていた時代もありました。また、犬が自分の縄張りを主張するために尿でマーキングをするのは習性であるため仕方のない行為だとも考えられていました。

しかし、愛犬を人間社会の中で安全で快適に暮らせるようにするために、マーキングも含めて愛犬の排泄をコントロールできる飼い主さんが求められているのです。とはいえ、散歩に出かける前に排泄を済ませた場合でも、散歩中に排泄してしまうケースはあるでしょう。その場合は、きちんと後始末をしてください。

排尿に関しては、ただ単に水で流せば良いと考えておられるかもしれません。しかしおしっこはニオイが残りますので、路面に直接させずにペットシーツの上で排泄させるようにすると良いでしょう。間に合わなかった場合は、下記の手順で処理しましょう。

  1. 愛犬のおしっこをトイレシーツで拭き取る
  2. 残りのおしっこにたっぷりと水をかける
  3. 新しいトイレシーツで、水で薄めたおしっこを拭き取る
  4. 汚れたトイレシーツは持ち帰る

2.散歩中のうんちを放置する

散歩中の排便

先程ご紹介したアンケートで、犬を飼っている方が最も迷惑だと考えている行為が、「うんちを放置する」ことでした。そのため、散歩中に排泄してしまったうんちをそのまま放置する飼い主さんは本当にごく少数しかいないと思います。

それでもその行為が、その地域の愛犬家と飼い犬達の立場を悪くしてしまいます。どんなに面倒くさくても、必ず愛犬のうんちは持ち帰りましょう。

3.係留やリードの不適切な使い方

自由に散歩する犬

愛犬家からすると、犬はみんな可愛い動物に思えるかもしれません。しかし、そこに犬がただ大人しく座っているだけでも、恐怖で身がすくんでしまう方もいるということを知っておきましょう。

そんな方たちが、ノーリードや長いリードで散歩している犬とすれ違ったらどんなに怖いか、きちんと想像してください。飼い主さんから見たらどんなに大人しく従順な犬でも、必ずリードを装着し、かつ短めに持って飼い主さんのすぐ脇を散歩させるようにしてください。常に制御できる状態でいることが、愛犬の身を守ることにもつながります。

またお庭に愛犬を係留している場合でも、非常に長いリードで道に出てこられるような状態であれば、それは適切な係留だとはいえません。

4.鳴き声

犬の遠吠え

犬の鳴き声が深夜までうるさいというクレームも多く寄せられるようです。毎日昼間に、愛犬にとって適した運動量の散歩をさせ、飼い主さんとのコミュニケーションでストレスを軽減させることで、夜は熟睡できるような生活習慣をつけてあげましょう。

そのためには飼い主さんご自身も、規則正しい生活をするように心がける必要があるでしょう。

5.自転車での散歩

自転車に乗って犬の散歩をする女の子

自転車に乗りながら犬の散歩をするのも迷惑な行為の1つです。はたから見ていても危なっかしいですし、万が一の場合には、通行人だけではなく車や他の自転車の運転手にも迷惑をかけてしまいます。

また、道路交通法70条(安全運転の義務)に違反しているとみなされる可能性もあります。その場合、3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金、もしくは15万円以下の罰金に処される可能性もあります。愛犬の安全も考え、やめましょう。

まとめ

自転車で犬の散歩

マナーなんて守らなくても良いと考えている、本当にモラルのない愛犬家はごく少数だと思います。ただ、その行為がそんなに迷惑だと思われているとは思わなかったという方が多いのではないでしょうか。

例えば、散歩中のおしっこは仕方のないことだとか、軽く水をかけておけば良い程度に考えていた方も、おられるのではないでしょうか。また、犬が怖いという方の気持ちを真剣に考えたことのない方もおられるのではないでしょうか。

マナーを守っている飼い主さんも、気付かずにマナーを守っていなかった飼い主さんも、犬を飼っていない方も、そして愛犬も、皆同じ地域に住んでいる者同士です。お互いに気持ちよく快適に暮らしていけるように、もう少し相手の立場に立って愛犬家としてのモラルについて考えるようにしてみませんか。

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