犬が困ってしまう飼い主の行動とやるべき配慮
1.家中に芳香剤を置く
家中に芳香剤を置いていると、犬が困ってしまうことがあります。
お家の中にはいくつ芳香剤を置かれていますか?それはどんな香りでしょうか。何を目的に置いているでしょうか。
玄関・リビング・寝室には芳香剤を置きたくなってしまいますよね。人が来た時に(この家、犬臭いな…)などと思われたくないですし、いい香りがした方が気分もよくなりますよね。
しかし、芳香剤によっては犬にとって香りが強すぎることがあります。
このとき飼い主としては、以下のようなことに配慮すべきです。
- 芳香剤ではなく、消臭剤(無臭)を置く
- 犬用(ペット用)の芳香剤を置く
- 空気清浄機を置く
- 窓を開けて換気をする
- 犬臭い原因となる場所をこまめに掃除する
犬にとっても家族にとってもよい環境づくりができると思います。
2.手足やお尻周りを毎日洗う
お散歩の後、排泄の後、汚れた手足やお尻周りを毎日洗うのは、犬が困ってしまう事態が起きてしまうことがあります。「膿皮症」を起こす可能性があるということです。
石鹸や犬用のシャンプーを使って洗っている場合、汚れが落ちて清潔になったように思えるかもしれません。しかし、必要な皮脂まで洗い落としてしまい、犬の皮膚が乾燥します。バリア機能が低下し、細菌に感染しやすくなります。
犬の皮膚には常在菌がいます。バリア機能が低下した皮膚は感染しやすく、膿皮症を起こしやすくなります。ひどい痒みが襲い、皮膚が黒く変色し、異臭を放ち、脱毛することがあります。
このようなときに飼い主として必要な配慮は、主に以下の通りです。
- 手足の汚れは乾いた柔らかいタオルで優しく拭き取る
- お尻周りに付着した排泄物は犬用のウェットティッシュで優しく拭き取る
- 石鹸やシャンプーは使わず、水またはぬるま湯で洗い流す
- ドライヤーでしっかり乾かす
長毛の犬の場合、手足やお尻周りの被毛を短くカットしてあげると汚れにくくなります。お手入れの度合いや頻度も少なくて済むのではないでしょうか。
3.どこに出かける時も一緒
飼い主のお出かけに常に同行する犬もいますが、実は犬を困らせているかもしれません。人混みの中を歩かなければならなかったり、慣れない環境に緊張しなければならなかったり、強いストレスを感じていることがあります。
見知らぬニオイや音に恐怖を感じることもあります。お出かけをした日の夜は、犬もいつもより早く寝たり、倒れるようにしてぐっすり眠ったりすることがありますよね。体力的に疲れたのではなく、精神的な疲れが大きかったのではないでしょうか。
そんなときに飼い主として必要な配慮は以下の通りです。
- 車内やドッグカフェで休憩する
- キャリーバッグやペットカートを持って行く
車で出かけ、車内で休憩をしたり、ドッグカフェで休憩をしたりなど、犬が落ち着いてくつろげる時間を作ってあげるとよいと思います。犬同伴OKのお店は、「犬と一緒に店に入ってもいいよ」というだけで、とくに犬に優しい環境というわけではない場合もあるためおすすめしません。
なお、キャリーバッグやペットカートに入って移動すると、犬の安全を守ることができます。
絶対にやってはいけないことがひとつあります。それは「犬を車内で待たせる」という行為です。気温の高い日には熱中症の恐れがあります。さらに誘拐される恐れがあります。5分や10分でも絶対にダメです。車内で待たせるくらいなら自宅でお留守番させてください。
まとめ
犬が困ってしまう飼い主の行動とやるべき配慮を3つ解説しました。
- 家中に芳香剤を置く
- 手足やお尻周りを毎日洗う
- どこに出かける時も一緒
愛犬のためを思ってやっているようで、実は愛犬が困ってしまう飼い主の行動に気づけないこともあります。人の目線でしか考えていないからです。
犬の目線で考えるって意外と難しいですが、愛犬が喜ぶことをやってあげてください。愛犬が喜ぶことは、飼い主が一番よく分かっていますよね♡