犬がしていたら危険な『問題行動』4選!改善する方法や逆効果になる行為も

犬がしていたら危険な『問題行動』4選!改善する方法や逆効果になる行為も

『犬がしていたら危険な問題行動』についてまとめました。なぜそのような問題行動をしてしまうのか、改善する方法や逆効果になり得る行為を解説します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬がしていたら危険な問題行動

柴犬のおしり

1.おしりをスリスリ擦りつける

犬が床におしりをスリスリ擦りつけるのは危険な問題行動です。肛門嚢に異常が起きている可能性があります。

肛門嚢は犬の肛門から左右斜め下辺りにある器官です。袋状になっていて、分泌物が入っています。

中型犬や大型犬の場合、分泌物は排便の時に排出されることがほとんどです。超小型犬や小型犬の場合、上手く排出されずため込んでしまう場合もあるため、基本的には月1回の肛門絞りと呼ばれる処置が必要です。トリマーや獣医師に行ってもらってください。

分泌物をため込んでしまった肛門嚢が炎症を起こすと、肛門や周りの皮膚が赤くなり、痛みや痒みが生じることがあります。この時、床におしりをスリスリ擦りつけます。

悪化すると脱毛することもあります。重症化した場合、肛門嚢が破裂する恐れがあり、大変危険だと言えます。

犬種に関係なく、定期的な肛門嚢の処置を受けることで予防することができます。中型犬や大型犬もぜひ診てもらってください。

2.手足をしきりに舐めたり噛んだりする

手を舐める口元のアップ

犬が自分の手足をしきりに舐めたり噛んだりするのは危険な問題行動です。膿皮症・ストレス・分離不安症などの可能性があります。

お散歩や食事の後に少し舐めたり噛んだりする程度であれば、お手入れをしているのだと思います。しかし、「まだやってるの?」と異様に感じる時は問題行動なのではないかと疑ってみてください。

ストレスを感じると手足を舐めたり噛んだりすることで発散させようとします。同じ行動を長時間繰り返すことは、強いストレスによる常同行動である可能性が高いです。分離不安症を伴うと、お留守番中に行ってしまい、止める人がいないため傷や出血を伴うこともあります。

傷口から細菌感染を起こすと化膿してしまいます。

改善する方法は、とにかく原因を取り除いてあげることです。思い当たることはありませんか?皮膚に傷や出血、赤みや腫れがある場合には早めに治療を受けてください。悪化や皮膚病や脱毛を防ぐことができます。

犬がしきりに手足を舐めたり噛んだりしても「やめなさい!」と叱らないでください。ストレスによって問題行動がエスカレートする恐れがあります。

3.頭や顔をスリスリ擦りつけてくる

耳のお手入れをするダックス

犬が飼い主に顔や頭をしきりにスリスリ擦りつけてくるのは危険な問題行動です。顔に痒みがあったり、耳の中に何等かの異常が起きている可能性があります。

よくあるのは外耳炎です。耳の中を覗いてみてください。茶や黒の耳垢が出ていませんか?においを嗅いでみるのもよいです。外耳炎であれば明らかに異様なにおいがします。

ポメラニアンやパピヨンなど耳の入り口に長い毛が生えている犬、ビーグルやラブラドールレトリバーなど垂れ耳犬は通気性が悪くなりやすく、外耳炎を起こしやすいです。ひどい痒みがあり、スリスリしたくなるのです。

耳垢やにおいに異常を感じたら、耳掃除の処置をしてもらうとよいです。トリミングサロンでは予約が取りづらいかもしれませんが、動物病院では耳掃除だけでも診察と処理をしてもらうことができます。

4.口をしきりにくちゃくちゃさせる

口の中、歯石のついた歯

犬が口をしきりにくちゃくちゃさせるのは危険な問題行動です。普段から口の中の環境が気になっているのではないでしょうか。ひどい歯周病である可能性があります。

歯周病になると口の中に痛みや違和感が生じます。そのため、口をくちゃくちゃするのです。歯の根っこがグラグラしている場合、痛みがあったり、ドライフードを上手く噛むことができなかったりすることもあります。

改善するためには歯科治療を受けなければなりません。歯石除去や抜歯には全身麻酔が必要ですので、十分に獣医師と相談してください。

まとめ

手を舐めるブルドッグ、白い背景

犬がしていたら危険な問題行動を4つ解説しました。

  • おしりをスリスリ擦りつける
  • 手足をしきりに舐めたり噛んだりする
  • 頭や顔をスリスリ擦りつけてくる
  • 口をしきりにくちゃくちゃさせる

異常がない場合にも見られる行動なので、まさか危険な問題行動だとは思わないかもしれません。

様子がおかしいなという時は愛犬の体をよくチェックしてあげてください。不安な時はすぐに獣医師に診てもらうと安心して過ごせます。

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