犬が飼い主にかまってほしくて意図的にやっている行動
1.他の部屋に隠れる
犬が飼い主にかまってほしい時、他の部屋に隠れることがあります。
一緒にリビングのソファーでくつろいでいたはずの愛犬がいつの間にか姿を消していたら探しますよね。リビングにいないことが分かると、家中を探して回りますよね。
かまってほしくて他の部屋に隠れるのは、飼い主が探してくれることを分かっていて、意図的にやっている行動です。もっと自分のことを気にしてほしいのです。
何食わぬ顔で「ここにいますけど?」という表情をすることがありますが、「探したんだよ~」「心配したんだよ~」と気にかけてあげてください。その飼い主の反応が犬は嬉しいのです。
2.自分から勝手にお手をする
犬が飼い主にかまってほしい時、自分から勝手にお手をすることがあります。
飼い主の手に自分の手を乗せたり、膝に乗せたりすることもありますし、手だけでは済まず、顎を乗せることもあります。
飼い主にかまってほしくて意図的にやっている『あざとかわいい』行動ですよね。「こうやって行動すればかまわずにはいられないだろう…♡」と分かってやっているのだと思います。
3.おもちゃを持ってきて渡す
犬が飼い主にかまってほしい時、おもちゃを持ってきて渡すことがあります。
「これを投げてごらん?」「これで一緒に遊ぶよね?」と、誘っているのです。おもちゃを口にくわえて目の前に立つ犬を無視していると、おもちゃを押し付けてくることがあります。「何で受け取らないの!?」と、ちょっぴり怒っているのです。
私の愛犬は、かまってほしくなるとおもちゃをグイグイと背中や腕に押し付けてきます。かまってもらえるまでしつこく行動します。本当に構ってあげられない時は、おもちゃを引き出しの中に片づけておくようにすると、今度はスリッパを口にくわえて押し付けてきます。
こんな時は5分でもかまってあげると落ち着くので、みなさんも愛犬のかまってほしい攻撃に困った時は5分だけ遊んであげてみてください。
4.しきりに声の出るあくびをする
犬が飼い主にかまってほしい時、しきりに「あ~あっ…」と声の出るあくびをすることがあります。
ただのあくびであれば気づかないかもしれませんが、何度も声を出されると「何だろう?」と気になって愛犬の方を見てしまいますよね。犬が意図的に行っている『飼い主の視線をこちらに向けてみせよう作戦』です。
犬は飼い主とのアイコンタクトを大事にしますよね。目を見つめ合うだけでお互いの気持ちを理解できることがあるからです。(かまってほしい♡)という視線は少し前から感じているはずなのです。
痛いくらいの視線を感じつつ、構ってあげられないから気にしないふりをするんですよね。しかし声を出されると、さすがに少しだけでもかまってあげるか…という気持ちになってしまうのではないでしょうか。
完全に愛犬の作戦勝ちなのです。
5.音の出るおもちゃをやたらと鳴らす
犬が飼い主にかまってほしい時、音の出るおもちゃをやたらと鳴らすことがあります。
甲高いピーピーという音が鳴り始めると、初めのうちは「あ、ひとり遊びを始めたんだな」と感じます。この時、犬は飼い主の様子や顔色をうかがいつつおもちゃを鳴らしています。
甲高いピーピーという音が長時間続くと、ちょっぴり「今日はやけにうるさいな…」と感じます。犬の『うるさくして叱られよう作戦』です。
何としてでも飼い主にかまってほしい犬は、「静かにして」「うるさいよ」と、叱られてでも構われたいのです。
まとめ
犬が飼い主にかまってほしくて意図的にやっている行動を5つ解説しました。
- 他の部屋に隠れる
- 自分から勝手にお手をする
- おもちゃを持ってきて渡す
- しきりに声の出るあくびをする
- 音の出るおもちゃをやたらと鳴らす
意図的に行動し、かまってもらうことができた時、そのことを犬はいつまでも覚えています。「次もこの作戦で行こう!」と決めているのです。