楽しい場所に連れて行くとドライブ好きに♪
愛犬にドライブを好きになってもらうために意識したいのが、「楽しい場所に連れて行く」ということです。「車に乗る=楽しい場所に行く」というイメージをつけるために、犬がドライブに慣れるまでは犬が喜ぶ場所に連れて行くようにしましょう。
思い切り走り回って遊べる公園やドッグラン、おいしいご飯が食べられるドッグカフェなどに行くと、犬は飛び切り楽しい思い出とドライブを結びつけて覚えてくれるでしょう。
反対に、車に乗せて出かける場所が、犬が苦手に感じている動物病院やトリミングサロンなどであれば、「車に乗ると嫌なことをされる」と覚えて、車に乗ることを自体を嫌がるようになってしまいます。
子犬の時期などに車に慣れるまでは、本当に用事があるときだけでなく、あえて近所にドライブをして「着いたところでおいしいおやつをあげる」などの経験をくり返させるのがおすすめです。初めから長距離のドライブをすると、犬は苦痛を感じてしまう場合もあるので注意しましょう。
長時間のドライブはこまめな休憩が必要
愛犬との旅行やアウトドアに行くために、車で出かけるという飼い主さんも多いと思います。車でのお出かけに慣れると、つい忘れてしまうのが「休憩をこまめに取る」ということです。
車の座席は人間にとって座りやすい作りになっていますが、犬はシートベルトで固定されたりケージに入ったりという形でのドライブになると思います。どうしても車に乗っているとき体が揺れることから、倒れたり動いたりしないように体に余計な力が入ってしまいます。そのため、人間よりも短時間で体が疲れたり、ストレスを感じたりしてしまうのです。
疲労が蓄積すると、普段は平気でも車酔いしやすい状態になるので、できるだけ犬の疲れが溜まらないうちにこまめに休憩を取ることをおすすめします。
また、休憩のときに水を飲ませると思いますが、がぶがぶと飲ませすぎてしまうとその後のドライブで吐いてしまう可能性もあるので、喉の渇きをうるおす程度にしておきましょう。
ドライブ前の食事は2時間前までに済ませる
ドライブ中に体調を崩してしまうと、せっかくお出かけした先でも楽しむことができなくなってしまうと思います。そのため、ドライブ前にはきちんと体調を整えておくことをおすすめします。
特に、長距離ドライブをするときには、直前に食事を取らないようにしましょう。ドライブの直前に食事をすると、未消化のまま車に揺られて酔いやすくなったり、嘔吐してしまったりします。
食事はできるだけ2~3時間前までに済ませるか、それよりも短い場合は食事の量を少なめにしておくといいでしょう。その場合は、目的地に到着してから食事を与えるなど、1日の中で調整してあげてください。
ただし、体質によってどうしても車酔いしてしまう犬もいます。その場合は無理をせず、動物病院で相談して犬用の吐気止めをもらうようにしましょう。
愛犬とのドライブは「安全第一」が基本
ひざに乗せて運転するのは絶対NG
愛犬をひざに乗せたり、片手で抱っこしたりしながら運転している人を見かけることは少なくありません。しかし、これは非常に危険な行為なので、愛犬も自分自身も守るために絶対にやめてください。
犬用シートベルトやケージを活用
窓の外に顔や体を出して、景色を楽しんでいる犬もいるかもしれません。しかし、これも大変危険な行為なので、犬を車内で自由に動ける状態にしておくことは決しておすすめできません。
カーブしたときに犬の体が壁に叩きつけられたり、窓が開いていると外に投げ出されたりすることがあります。また、窓の外の猫や鳥などに反応して、停車中に犬が飛び出してしまうという事例もありました。
そして、万が一事故を起こした場合、犬の体は軽いので簡単に飛んでフロントガラスなどに強くぶつかってしまうでしょう。
楽しいはずのお出かけで悲しいトラブルが起きないように、犬用シートベルトを使ったりケージに入れたりして、安全にドライブができるようにしてください。
車内での留守番はさせない
愛犬とお出かけをしたとき、買い物や食事のときに犬を車内で待たせるという人もいると思います。しかし、閉め切った車内はあっという間に温度が上がるので、真冬以外は短時間でも熱中症になってしまうことがあります。
また、車内は狭く様々な部品があるため、犬を自由にした状態でひとりにすると思わぬトラブルや怪我につながる恐れがあります。熱中症や事故を防ぐため、できるだけ車内の留守番はさせないようにしましょう。
まとめ
愛犬と楽しく安全にドライブできると、様々なところにおでかけできて、より楽しいドッグライフになるでしょう。
しかし、車で揺られることは犬にとって心身の負担になることもあるので、体調を整えてこまめな休憩を取りながら、快適なドライブをさせてあげてください。