「犬にだって遊びの好き嫌いがあるんです!」
犬は大好きな飼い主さんと一緒に遊ぶことが大好きです。
どんな遊びでも喜んでくれる…かと思いきや、喜んで一緒に遊んでくれると思っていたおもちゃに興味を示さなかったり、なんだか面倒くさそうな表情を見せてきたりと、意外と「その遊び、楽しくない」といった態度を見せてくることはありませんか。
犬は自分の意思をしっかりと持つ感情豊かな動物なので、いくら大好きな飼い主さんが相手とはいえ、自分の好きな遊び、反対にあまり好きではない遊びがあります。
あまり好きではない退屈な遊びやコミュニケーションばかりされていると、「楽しくないなぁ〜」とサインを見せていることも少なくありません。
遊びの変更を!犬が『楽しくない』と言っている時のサイン5選
では、犬が「楽しくない」と言っている時に見せるサインには、どのような行動や仕草があるのでしょうか。ここでは5つのサインを紹介するので、このようなサインを遊びの最中に見せている場合は、遊びを変更してみましょう。
1.あくびをしている
犬が「退屈だな」「不満だな」と感じている時、ストレスサインの一種としてあくびをすることがあります。眠い時にも見せることがありますが、遊んでいる最中にあくびをしている場合は、「退屈」と感じている可能性が高いでしょう。
また、なかなか飼い主がかまってくれず、「寂しい」「退屈」と感じている時にもあくびして見せることがあります。こうしたサインを見せた時は、なるべく遊んだりスキンシップをとったりしましょう。
2.体を舐めるなど別のことに気を向けている
一緒におもちゃで遊んでいるのに、なぜかおもちゃではなく自分の体をペロペロと舐めるような態度を見せることはありませんか。この行動には「その遊びはつまらない」「楽しくない」といった意思表示が含まれている可能性があります。
他にも体を掻くという行動も「退屈」「つまらない」と不満を表すサインとして知られているので、このようなサインが見られたら、違う遊びに変更することをお勧めします。
3.移動する速度が遅い
「一緒にこれで遊ぼう!」とおもちゃを見せて遊びに誘った時、なんだかのろのろと蛇行するようにゆっくりと近寄ってくることはありませんか。
この行動からは「それはあまり好きじゃないんだよなぁ」「違う遊びがいいのに」という不満な態度が見て取れますよね。犬もあまり乗り気ではない遊びに対して、こうした消極的な行動が見られることは多いです。
4.呼びかけてもこちらを見るだけで近寄ってこない
遊びやスキンシップに誘っても、こちらをチラッと見るだけで近寄ってくることすらしないという場合は、その遊びに対して不満を抱いている証拠です。興味すらない状態なので、誘っても乗ってきてはくれないでしょう。
むしろ無理に遊びに誘ってしまうと、ストレスを感じさせたり「遊び」自体に拒否反応を示すようになったりする恐れがあるため、「今はひとりにして」という態度をとっている時は、そっと遠くから見守りましょう。
5.「ふっ」と短いため息をつく
犬のため息には2種類あります。「フーッ」と深いため息をつく時は満足を表し、反対に「ふっ」と短いため息をつく時は不満を表していると考えられています。
そのため、遊んでいる最中に「ふっ」とまるで吐き捨てるかのように短いため息をついている場合は、その遊びに不満を感じている可能性があります。別の遊びやスキンシップに変更したり、散歩に連れて行ってあげるなど、違うコミュニケーション方法に誘ってみましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬は飼い主さんに遊んでもらうことが好きですが、それぞれ好きな遊び、あまり好きではない遊びを持つ犬も多いです。愛犬がどんな遊びに興味を持っているのか、普段のコミュニケーションの中から見つけ出してみましょう。