1.仮病を使う
愛犬が突然ごはんを全く食べなくなった、元気がない様子でじっとしている…。こんな様子に気づいたら「もしかして何か悪い病気にかかっているのかも！」と心配になってしまいますよね。ですが動物病院に駆け込むのはちょっと待ってください。
実はわんこも仮病を使うことがあるのです。仮病は、何か気に入らないことがあっていじけてしまったときの仕草の代表例。仮病を使うことで飼い主さんを心配させて、飼い主さんの気を引くことがわんこの目的。つまり「かまってちゃん」な行動なのです。
安易に要求に応えない
わんこが仮病を使っていることに気づいたら、安易に要求に応えないことがポイントです。すでにご紹介したようにわんこの仮病は「飼い主さんにかまってほしい」気持ちの表れ。ここで飼い主さんがかまってあげてしまうと、まさにわんこの思うつぼなのです。
そしてわんこは一度成功体験をすると「こうすれば飼い主さんがかまってくれるんだ」と味をしめ、仮病を繰り返すようになります。仮病を許してしまうとかまってちゃんが増長してしまいますし、何より本当の病気のときに発見が遅れてしまうことにもつながりかねません。
2.無視する
いつもは呼べば駆け寄ってくるのに呼んでも無視をする、首をもたげてこっちを見るけれどそのまま億劫そうに知らんぷりするなど、無視行動もわんこがいじけているときによく見られます。
「今さら呼んだって応えませんよ」と拗ねてしまっているのです。場合によっては飼い主さんを無視して眠ったふりをする「ふて寝」をすることもあります。
こちらも待ちの姿勢で
わんこが無視をしている間は、飼い主さんもしつこくかまわないようにしましょう。いじけているレベルがどれくらいかにもよりますが、いじけレベルマックスのときに飼い主さんがしつこくすると牙を剥かれる可能性もないとは言えません。
望まない咬傷事故は、わんこにとっても飼い主さんにとっても不幸でしかありません。気になるかもしれませんが、わんこの機嫌が直るまで待ちの姿勢を心がけましょう。
3.姿を隠す
飼い主さんに叱られた後など、あからさまにいじけた様子で部屋から出て行ったりクレートの中に入ってしまったりする子もいます。
こっそり覗いてみると違う部屋でふて寝をしていたり、クレートの中できゅっと丸くなっていたり。まさに「飼い主さんのことなんかもう知らないよ」とでも言わんばかりの行動で、やはりこれもわんこがいじけているサインです。
我慢比べ
このようにわんこが意図的に姿を隠している場合も、無視の場合と同様に飼い主さんが安易に折れてはいけません。
このいじけ行動が長時間に及ぶ頑固な子もいるのですが、そこはもう我慢比べです。気になるときにはそっと部屋の中を覗いて様子を見たり、クレートの中を確認してみる程度に留め、しつこくかまおうとするのはやめましょう。
4.無駄吠え
仮病や無視、ふて寝のように「だんまり」で飼い主さんに静かに抗議する子もいれば、自分の不満を声に出してアピールする子もいます。
やたらと無駄吠えをして、むしゃくしゃする気持ちや気に食わない気持ちを飼い主さんにわかってもらおうとするのです。だんまりされるよりある意味わかりやすい行動ですが、あまりにけたたましいと困ってしまいますよね。
無視する
どんな場合であっても無駄吠えに対しては「無視」が鉄則です。仮病の場合と同様、要求吠えに一度応えてしまうと、わんこは「吠えれば要求が通る」と勘違いしてしまいワガママわんこになってしまいます。
また「うるさい！」「黙って！」などと叱るのもNGです。飼い主さんは叱っているつもりでもわんこの方は「反応してくれた！」と捉えてしまうからです。吠えているのを放置しておくのは飼い主さんにとってもストレスですが、ここはぐっと堪えましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？わんこのいじけ行動は、飼い主さんに叱られたときや誰かにやきもちを焼いたときなどに見られることが多いようです。「こんなことでいじけちゃうなんて可愛い！」ような気もしますが、対応を誤るとわんこを増長させることにもつながるので注意が必要です。
