1.ドッグフードが劣化している
犬がご飯を食べてくれない原因として、ドッグフードが劣化しているのではないかということが考えられます。
購入した時のパッケージの袋のまま保存することがありますよね。開け閉めを繰り返すうちに劣化する可能性があります。ドッグフードが酸素に触れることで酸化し、ニオイや味が変化することで犬が食べなくなってしまうことがあります。
対処法
ドッグフードの劣化を防ぐための対処法は、小容量のものを購入すること、または小分けにして保存することです。
1カ月で食べきる量であれば小容量としてもよいと思います。ただし、やはり開け閉めの時に酸素に触れ、酸化してニオイや味を変えてしまいやすいです。
犬がご飯を食べてくれない原因がドッグフードの劣化なのであれば、密封できる容器や袋に1週間分ずつ小分けにして保存することをおすすめします。
2.いつものご飯に飽きてしまった
犬がご飯を食べてくれない原因として、いつものご飯に飽きてしまったのではないかということが考えられます。
だからといって、急にドッグフードを切り替えるわけにはいかないですよね。そんな時の対処法として少しの変化を与えてみるという方法があります。
対処法
- ドライフードにお湯をかけてふやかす
- ドライフードに蒸した鶏肉のササミをトッピングする
- ドライフードに少量のウェットフードを混ぜる
- ドライフードにかつおぶし(無添加)をふりかける
最もおすすめしたいのはお湯をかけてふやかす対処法です。鶏肉のササミ・ウェットフード・かつおぶしを加えることは食いつきがよくなるのですが、クセになってしまいやすいです。
クセになると、ドライフードだけでは絶対に食べないぞ!ということが起きる可能性があり、全くの逆効果になる可能性もあります。
試しにお湯をかけてふやかして与えてみてください。犬がご飯を食べてくれない原因がいつものご飯に飽きてしまったからなのであれば、ほんの少しの変化にも喜んで食べてくれると思います。
3.季節の変わり目で体調を崩してしまった
犬がご飯を食べてくれない原因として、季節の変わり目で体調を崩してしまったのではないかということが考えられます。
季節の変わり目は寒暖の差が激しく、急に蒸し暑くなったと思えば、また急に冷え込んだりすることがありますよね。犬も体調を崩しやすいです。とくに目立った症状はないかもしれませんが、体力を消耗し、疲れやすくなっているかもしれません。
対処法
ご飯を食べてくれないこと以外に嘔吐や下痢の症状がある場合は、すぐに動物病院で診察を受けてください。脱水症状を引き起こしやすい状態です。
尿や便の状態もよく、元気もあり、お散歩にも行く。お水を飲む量も急激に減ったり増えたりしていない。ただご飯は食べてくれない。こんな時は自宅で少し様子を見てみましょう。
消化をよくするために、ドライフードにお湯をかけてふやかしたものを用意してみるのもよいです。食べやすいと分かると、少し食べてくれることがあります。
4.他の食べ物がもらえることを知っているから
犬がご飯を食べてくれない原因として、他の食べ物がもらえることを知っているからなのではないかということが考えられます。以前に犬がご飯を食べてくれなかった時の対処法が最も大きな原因です。
- ご飯の代わりに人間の食べ物を食べさせて
- ご飯の代わりにおやつを食べさせた
- ドライフードに食材のトッピングをして食べさせた
とくに人間の食べ物はニオイが強くて味が濃く、犬が好みやすいです。「ご飯を食べなければもらえる」と間違った学習をしてしまったのでしょう。人間の食べ物欲しさに自分のご飯を食べなくなってしまうのです。
対処法
ご飯を食べない時は30分で片づけてしまいましょう。1時間ほど経ってから再び出してみてください。犬だってお腹が空きます。ご飯を食べたいです。ご飯以外の食べ物がもらえないと分かると、ドッグフードをしっかり食べてくれるはずです。
まとめ
犬がご飯を食べてくれない主な原因と対処法を4つ解説しました。
- ドッグフードが劣化している
- いつものご飯に飽きてしまった
- 季節の変わり目で体調を崩してしまった
- 他の食べ物がもらえることを知っているから
どうしても原因を突き止めることができない時、どんな対処法でもご飯を食べくれない時は、ケガや病気によって痛みを抱えている可能性も考えてみるとよいと思います。