犬は留守番中に何を考えているの?6つの心理を紹介
飼い主の外出前に落ち着いている犬もいれば、不安そうにウロウロと歩き回っている犬もいるでしょう。そうした犬たちを見て、「留守番中、何をしているのだろう」「何を考えているのだろう」と疑問に思ったことはありませんか。
今回は犬たちが留守番中に考えていることについて、考えられる心理を6つご紹介します。帰宅時に愛犬が見せる様子から、どの心理に当てはまっているか想像する参考にしてみてください。
1.「ひとりぼっちで寂しい」
多くの犬に当てはまる心理が「ひとりぼっちで寂しい」ではないでしょうか。飼い主の外出前の様子から想像がつくという人も多いでしょう。
犬はもともと集団行動をしていた動物です。その本能が今でも残っているため、ひとりぼっちで部屋に残される状況というのは、犬が「寂しい」と感じるのも無理はありません。
ただし、あまりにもひとりでお留守番することに対して嫌がる様子を見せる場合は、分離不安を引き起こしている可能性もあるため、注意が必要です。
2.「飼い主さんがいなくて心細いな」
「寂しい」という感情とは別に、いつも信頼している飼い主がいなくなることで「ちょっと心細いな」と感じている犬も多いでしょう。
ひとりきりで部屋に残り、自分の身を守らなければいけないという本能が働く犬が多いため、「もしも怖いことが起きたらどうしよう」「知らない人や敵が襲ってきたらどうしよう」という考えを持つ犬は少なくありません。
3.「飼い主さん、いつ帰ってくるかな」
お留守番に慣れている犬の場合、待っていれば飼い主が必ず帰ってくると理解しています。そのため、飼い主が出かけることに対してはさほど不安を感じておらず、「いつ帰ってくるかな」「早く帰ってこないかな」と漠然と考えていることが多いです。
また、飼い主が毎日同じルーティンで外出している場合、外の音や明るさなどから「そろそろ帰ってくるはず」「これくらいの時間帯に帰ってくるかな」と理解している犬もいます。
4.「遊んでくれる人がいなくて退屈」
ひとりぼっちの部屋では、おもちゃ以外に遊ぶものもなく退屈を感じる犬も多いです。「構ってくれる人も遊んでくれる人もいない。おもちゃも遊び飽きた。退屈だ」という気持ちは人間でも理解できますよね。
特に遊び盛りの子犬などは、遊んでくれる人がいない退屈な時間に大きなストレスを感じることがあります。また、ダメなことをはっきりと理解できていない子犬も多いので、暇つぶしのためにイタズラをしてしまうことも…。
5.退屈からの「眠い」
退屈を感じた犬の中には何もすることがなく、ついウトウトと眠くなってしまう犬も多いです。何もすることがない退屈さはもちろん、窓辺で日向ぼっこをする犬は、陽射しの暖かさで眠くなってしまうことも多いです。
特に留守番に慣れてきた成犬や、体力が衰えてきたシニア犬などは、留守番中に昼寝をするという犬も多いです。「留守番、不安じゃないかな」とペットカメラで確認したところ、意外と眠っている時間が多かったという話も少なくありません。
6.「お腹が空いた」「おやつ食べたい」
食欲旺盛な犬は、「お腹が空いた」と空腹を感じて食べ物を欲していることも多いです。中にはおやつの在り処を知っており、おやつを取ろうと悪賢い行動に出る犬もいます。
愛犬の視界に入る場所におやつを置いておいたり、手の届く場所におやつを保管していたりすると、留守番中に勝手におやつを取って食べられるという事件が起こることもあります。おやつやドッグフードの保管場所には気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたか。帰宅時の愛犬の反応や帰宅後の部屋の状況などから、愛犬が「留守番中にこんなこと考えているのかな」と、心当たりのある心理が1つはあったのではないでしょうか。この心理を参考に、愛犬がより過ごしやすい留守番環境を整えてあげましょう。