️ 犬が『人が怖い』と感じている時に見せる仕草や行動4選
犬の中には子犬期の経験や元々持っている性格などが影響し、飼い主以外の人に対して恐怖心を抱いてしまう子もいます。ここでは犬が「人が怖い」と感じている時に見せる仕草や行動を4つご紹介します。
1.視線を合わせようとしない
まず、「人が怖い」「苦手」と感じている犬の多くは、相手と視線を合わせようとしないことが多いです。犬にとって視線を合わせないという行為には、いくつか意味がありますが、そのうちの1つが「怖い」「やめて」というサインです。
初対面の場合は、視線を合わせないことで友好的な態度を見せる犬も多いですが、何度も会っているのに視線が合わない場合は、信頼を置いている人以外の人間が苦手である可能性が高いでしょう。
2.唸ったり歯を剥き出したりする
「人が怖い」と感じている犬が見せるわかりやすい仕草や行動といえば、やはり相手に対して唸ったり歯を剥き出したりといった威嚇行為をし、自分に近づけさせまいとする行動です。
わかりやすく攻撃的な姿勢をとることで相手がひるむことをわかっているため、「こっちに来ないで」と強く思っている犬は、唸ったり歯を剥き出したり、あるいは噛み付くふりをしたりすることがあります。
実際に、この状態の犬に近づいてしまうと興奮状態を煽ってしまい、本当に噛まれてしまう危険性もあるため、あまりむやみに近づかないようにしましょう。
3.耳が後ろに傾きしっぽを丸め込んでいる
わかりやすい行動としては現れていないものの、ひっそりと「人が怖い」と感じている犬もいます。犬に近づいた時に耳が後ろに倒れるように傾き、しっぽを足の間に丸め込んでいる様子を見せている犬は、恐怖を感じています。
「怖い」と感じているものの、威嚇したりわかりやすく人を遠ざけたりするような行動に出るほど余裕はない犬も多いです。無理に近づこうとせず犬の様子を見つつ、少し興味を示した段階で手を差し出すなど徐々に距離を縮めていきましょう。
4.体を低くし後ずさりする
初めて会った人に対して警戒心を抱く犬は多いです。「この人は怖い人かな」「飼い主以外の人は怖いな」と感じている時、犬は体勢を低くし後ずさりするような行動を見せます。
上目遣いでこちらの様子を窺いながらジリジリと後ろに下がり、飼い主さんの後ろに隠れる犬も多いです。ただし相手のことを直視できている分、観察した上で「この人は大丈夫だ」と興味を持ってくれる可能性もあります。
すぐに触れようとするのではなく犬の方から近寄ってきてくれるのを待ち、興味を持った様子を見せてきたら手の匂いを嗅がせるなど、段階を踏んで距離を縮めていきましょう。
️人に恐怖心を持っている犬への接し方は?
もしも上記で紹介したような「人が怖い」というサインを見せた場合は、無理に近づくのではなく、まずは犬の方から近寄ってきてくれるのを待ちましょう。
中には少し時間を置くことでその人のことを観察し、観察した上で興味を持ってくれる子もいます。落ち着いてから近寄ってみると、案外受け入れてくれる子も多いです。
また突然触れるのではなく、まずは体の側面を向けた状態(正面から目を見つめない)で手を差し出し、手の匂いを嗅いでもらうところから始めましょう。犬は相手の匂いを嗅ぐことで相手の情報を知り、安心して接することができるようになるからです。
匂いを知ることで「この人は安全な人だ」「怖い人じゃない」と理解してくれる犬は多いので、段階を踏んで少しずつ距離を縮めていくようにしましょう。
️まとめ
いかがでしたか。犬は動物の中でも比較的、人間に友好的な動物です。しかし、警戒心は強く人馴れしていない犬や初めて会った人に対しては、強い恐怖心を抱くことも珍しくありません。人を怖がっている仕草を見せているときは無理に近づかず、そっと様子を見守ってあげましょう。