柴犬には柴犬ならではの独特な空気感がある?
柴犬といえば、日本犬の代表格とも言える犬種です。世界的にも人気が高く、柴犬を飼っている人ならばわかる柴犬ならではの魅力があります。他の犬種とはちょっぴり違う柴犬の魅力をご紹介します!
1.「柴距離」という言葉が生まれるほど!
皆さんは「柴距離」という言葉をご存知でしょうか。これは自分以外の人や犬に対して、適度な距離感を保ちたいという柴犬のスタンスを指す言葉です。柴犬には、近く過ぎず遠過ぎずといった程よい距離感を保ちたい犬が多いため、この言葉が生まれたと考えられます。
どこか日本人の「程よい距離感を保ちたい」「あまり近寄られすぎるのは苦手」というお国柄にも合っているような気がしませんか。
2.甘えたい時はツンデレ?柴犬ならではの愛嬌要素も♡
あまり構われすぎることを嫌う柴犬ですが、先ほどお話ししたように近過ぎず遠過ぎずの程よい距離感を好む犬が多いです。つまり、もちろん「今は構ってほしい」「甘えたい」という時間が存在します!
この「今は構わないで」という時間と「甘えたいな」という時間のギャップがたまらない、という柴犬好きさんも多く、甘えたい時とそうでない時の差がマイペースで良いという声も多いです。
甘えたい時は自分から少しずつ近寄り、飼い主さんに構ってもらえると嬉しそうにお腹を見せたり、すり寄ってきたりする様子が普段とのギャップを感じ、より愛おしく感じます。
柴犬と接する際に押さえておきたいポイントは?
他の犬種とは違う独特な空気感を持つ柴犬。そんな柴犬と一緒に生活することになった場合、柴犬のペースや性格を尊重するべく、押さえておくべきポイントがあります。
1.他の犬のようにしつこく構いすぎないで
先ほどからお話しているように、柴犬には「柴距離」が存在します。同じ空間で一緒に過ごしたいけれど、そこまでしつこく構われたくないというちょっぴり猫的な様子が感じられるのが柴犬です。
そのため、他の犬種と同様に「構われるのが好きだろう」とたくさん触れたり構ったりしてしまうと、機嫌を損ねてしまったりストレスを感じたりすることもあります。あまりしつこく構い過ぎず、適度な距離感で接しましょう。
2.「甘えたい」は視線でアピール!サインに気付いて
柴犬の場合、「甘えたい」「構ってほしい」という時に、他の犬種にようにわかりやすくアピールすることは少ないです。そっと飼い主の視界に入る場所へ移動し、じっと見つめる…など、若干わかりにくいアピールを送ってくることが多いです。
さらに、飼い主が気付かないと徐々に少しずつ近づいてくる…という、なんとも言えない可愛いアピールをする柴犬も♡そんな柴犬たちの静かなアピールに、ぜひ気づいてあげてくださいね!
触れ合う際は激しくスキンシップをとるのではなく、自然体でゆったりと過ごせるような触れ方を意識してあげると良いでしょう。
3.少し離れた場所にいる時はそっと見守って
柴犬は、飼い主から離れた場所にひとりでいることも多いです。そんな時「寂しくないかな」と構おうとする飼い主さんがいますが、基本的に柴犬が離れた場所で休んでいる時は、近づかずにそっと見守ってあげてください。
わざわざ離れた場所に自ら移動しているということは、「今は構ってほしくない」時間なのです。用ができたら自分から近づいてくる子が多いので、その時を待ちましょう。
まとめ
いかがでしたか。もちろん柴犬とは言え、それぞれの犬に性格はあります。しかし、一般的に犬種の傾向として、独特な空気感や距離感があるのは事実です。柴犬を飼っている方は、ぜひこの柴犬ならではの魅力を尊重しつつ、愛してあげましょう。