1.無防備な体勢をとる
わんこが仰向けに寝転がる「ヘソ天」ポーズ。これはわんこの究極の幸せポーズと言っても過言ではないでしょう。
わんこがお腹を見せる行為は「降参」の意思表示だと考えられてきましたが、それだけでなく心から信頼している相手に甘えるような意味でも、同様の仕草をとることがあるとわかってきました。
お腹というのは臓器が集まっているところで、いわゆる急所です。その急所をさらけ出すという無防備な体勢は、相手のことを信頼していなければできないこと。急所を見せても問題ないほど安心して幸福な状態にあるということなのです。
2.ぐっすり眠る
ヘソ天を無防備な体勢とご紹介しましたが、実はもっと無防備なのが「眠る」という行為です。
何せ意識を手放してしまっているわけですから、これ以上無防備な状態はありません。いつ敵に襲われるかわからない野生状態では、わんこは熟睡するということはほとんどありませんでした。
それが不幸とは決して言いませんが、飼い主さんに保護されて敵に襲われる心配なく安心しきってぐっすり熟睡できるということは、人間社会に暮らすわんこの至上の幸福と言えるでしょう。
特に「ヘソ天」の体勢や脚を投げ出して寝ている横向き寝の体勢は、敵に襲われてもすぐに逃げ出すことができないため、極度にリラックスしている状態といえます。お腹がいっぱいで遊び疲れてぐっすり眠る。それこそが幸福なわんこの理想のライフスタイルかもしれません。
3.ため息を吐く
「ため息を吐くと幸せが逃げる」と言われるように、人間にとってため息はあまり良い印象のものではありません。どちらかというと不満があったり、ネガティブな気持ちのときに吐くというイメージではないでしょうか。
ですが実はわんこにとって、ため息は幸せサインである場合もあるのです。ごはんを食べてお腹がいっぱいになった後、お散歩から帰って文字通り一息吐いているときなどのわんこのため息は「満足、満足」という意味があります。
他にも飼い主さんの体に顎を乗せて吐くため息には、リラックスの意味も含まれているようですよ。これらの場合ため息と言うよりも、人間が温かいお風呂に入ったときに思わず「はーっ」と息を吐くようなイメージに近いかもしれませんね。
4.笑顔
嬉しいときや楽しいときに笑顔を作れるのは人間だけ。科学的にはそう言われていますが、わんこと暮らした経験のあるみなさんはきっと思っているのではないでしょうか。「犬だって幸せなときには笑顔を見せる!」と。
確かに科学的根拠はないかもしれませんが、わんこも幸せなときや楽しいときには、まちがいなく「笑顔」を見せてくれることを私たちは経験的に知っています。
そしてそれは私たちの思い込みではないはずです。実際に「目を細める」「口角を上げる」という仕草は、わんこが幸せなときに見せるものと言われており、それは私たちが言う「笑顔」にとてもよく似ています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?あなたは愛犬の出している幸せサインに気づけていましたか?これらのサインが出るタイミングを注意深く観察していれば、愛犬がどんなことに幸せを感じるのかが自然とわかってくるはずです。
愛犬にたくさんの幸せを感じてもらうためにも、小さな幸せを1つ1つ拾うようにしながら暮らしていきたいですね。