楽しい散歩…でも拾い食いには要注意!
愛犬との日課の中でも、犬が特に楽しみにしている日課が散歩というご家庭も多いでしょう。そんな楽しい散歩ですが屋外に出るということもあり、室内よりも多くの危険が潜んでいます。
特に、屋外には見知らぬ人がマナー違反によりポイ捨てしたものや、思わぬ有害物質を含んだものなどが転がっていることもあります。こうしたものを犬が拾い食いしてしまうと体調不良を起こしたり、最悪の場合には死に至る危険性もあります。
愛犬を危険な目に遭わせないためにも、散歩中は飼い主が拾い食いしないようしっかり監視したり、普段から「待て」のコマンド指示や拾い食いしないようしつけるといったトレーニングも大切です。
室内にも危険が!犬が拾い食いしたら死んでしまう『5つのもの』
散歩中、道路に様々なものが落ちている光景を目の当たりにしますが、その中には犬にとって猛毒なものも存在します。また、室内にも危険が潜んでいることがあるため、落としたまま放置しないようにしましょう。
1.落ちている食べ物
拾い食いしてはいけない定番アイテムといえば、落ちている食べ物です。これは散歩中はもちろん、室内でも子どもが食べこぼした食品が落ちていたりするため、屋外室内共に注意が必要です。
落ちている食べ物の中には、犬にとって有毒な成分が含まれている食材もあります。また食べ物ではありませんが、人間の医薬品などを誤飲してしまうと死に至る危険性がより高まってしまうため、絶対に放置しないようにしましょう。
2.除草剤が撒かれた草
犬の中には、草を食べることで胃や腸の調子を元に戻すといった方法をとる子もいます。しかし道端に生えている草は、場所によって除草剤や農薬が撒かれていることがあるため注意が必要です。
除草剤や農薬に含まれている化学物質を摂取してしまうと、犬が死に至る危険性が非常に高くなります。動物病院へ連れて行く場合も、少しでも遅れてしまえば治療が間に合わなくなるケースも多く、非常に危険です。
3.竹串などの尖ったもの
コンビニ周辺やお祭りが開催されている場所の付近など、竹串などの尖ったものが残念ながら道端にポイ捨てされていることがよくあります。こうした食べ物を刺していた串などは美味しそうな香りが漂っているため、犬が興味を持ってしまう恐れがあるのです。
誤って舐めるだけでも危険ですが、もしも尖った部分が喉などに刺さってしまった場合、あるいは折れた串の破片を誤飲してしまった場合、死に至る危険性もあります。絶対に近づけないようにしましょう。
4.タバコの吸い殻
最近はタバコに対する視線が厳しくなってきたこともあり、一昔前に比べるとタバコの吸い殻が道端に落ちていることが少なくなりました。しかし、それでも依然として吸い殻が落ちている光景を目にします。
タバコは吸い殻であっても多くのニコチンなどが残っており、犬にとっては有害な物質が多く含まれています。犬が誤飲してしまうと高い確率で重い症状を引き起こしたり、最悪の場合、死に至る危険性があります。
タバコの吸い殻は、家族に喫煙者がいるご家庭では室内でも注意が必要です。タバコを箱ごとテーブルの上に置いておいたら犬がいたずらしていた、という恐ろしい事態に発展することもあるので気をつけましょう。
5.ひも
道端はもちろん、室内でも落ちている可能性のある細いひも。一見するとそこまで危険はないように思えますが、実は犬が誤飲するものの中で紐を飲み込んでしまうことが比較的多くあります。
また、ひもを飲み込んでしまったことで腸閉塞を引き起こし、死に至るケースもあり、注意が必要な危険な物です。部屋の中は毎日掃除し、ひもなどの誤飲によって危険を招くものが落ちていないかチェックしましょう。
まとめ
いかがでしたか。拾い食いしたことによりある日突然、愛犬が死んでしまったらと考えると、非常に恐ろしいですよね。今回紹介した危険物はもちろん、他にも床や地面に落ちているものを拾い食いしないよう目を配り、室内の床には何も落ちていないように注意しましょう。