犬のテンションが低いのは悪いこと?
テンションとは
テンションとは気持ちや精神面の高まりや低まりのこと。犬にとって「テンションが高い」という状態は、一種の興奮状態でもあるので決して「テンションが低い」という状態が特別に悪いわけではありません。
逆に常に「テンションが高い」状態のほうが行動を制御することが出来ず、危険が多いように思います。
とは言え、いつも元気な愛犬がお散歩も乗り気じゃなかったり、お家で遊んでいてもいまいちのテンションであれば何か気持ちの変化があるのかも。犬のテンションが急に低くなる心理を調べてみました。
犬のテンションが急に低くなる心理4選 適切な接し方は?
1.疲れた
ご自宅では愛犬とどんな遊び方をしますか?「引っ張りっこ遊び」や「持って来い遊び」などは、犬がなかなかテンションの上がる遊び方だと思います。
元気いっぱい興奮状態で遊んでいる最中にテンションが急に低くなることもありますよね。こんな時はほとんどの理由が「疲れた」になります。ただ単純に遊び疲れて「もういいです遊びません」というような気持なのでしょう。
犬は興奮してしまうと、自身で気持ちや感情のコントールをすることが上手ではありません。あまりにも疲れ果てるまで遊んでしまうと疲労回復に時間がかかってしまいます。もちろん年齢と共に体力も衰えてきますので、愛犬の年齢も踏まえて無理のある遊び方は控えましょう。
飼い主さんも一緒に楽しんでついつい遊びすぎてしまう事もあるかと思いますが、愛犬の様子を見ながら遊びを止めるタイミングを見極めてあげましょうね。
2.落ち込んでいる
実は犬も落ち込むことがあります。いつも元気いっぱいな愛犬が急にテンションんが低くなっている時、何かが原因で落ち込んでいるのかもしれません。
トイレの失敗を飼い主さんに叱られた時、なかなか飼い主さんに構ってもらえなくて寂しい時、楽しみにしていたお散歩に行けなかった時など落ち込んでしまう理由は様々です。
そんな時は出来るだけ明るく接するように心がけて、落ち込んでしまった気持ちを切り替えてあげましょう。もし叱っている最中に落ち込んでいることに気づいたら、長々と叱らず短い言葉で一喝して叱ることを止めましょう。
何かに失敗した時、楽しみにしていたことが無くなった時などは「大丈夫だよ!」や「また今度ね!楽しみだね!」など優しく声をかけて撫でてあげるだけでも、沈んでしまった気持ちを和らげてあげることが出来ます。
3.体の痛み
お散歩の最中に急にテンションが低くなってしまい歩いてくれない、また自宅でも突然テンションが低くなった時は、怪我や病気などで体のどこかに急な痛みを感じている可能性があります。
四肢や腰に痛みがあるようであれば、歩き方に異変があるはずなので注意して観察しましょう。目に見えるケガや切り傷などがなければ、関節に痛みがある可能性もあります。
また腹痛であれば食欲不振、下痢や嘔吐などの症状が同時に見られることが多いです。気になる症状ある時は動物病院で診察してもらいましょう。
4.気圧の変化
雨の日が続くと頭痛が起きたり体が重く、またダルいように感じになることがありますよね。これは気圧の変化による体調不良ですが、犬にも同じことが起こるため、雨の日や低気圧の日は急にテンションが低くなることがあります。
気圧の影響により体調の変化が出る犬はテンションが低くなる意外にも、いつもより飼い主さんに甘えたり、落ち着きがなくなり息が荒くなることもあるよう。また、イライラして飼い主さんが触ろうとすると唸ったり噛もうとする個体もいるようです。
気圧の変化による体調不良と共に大雨や雷の音に不安を感じる犬も少なくはなく、不安な気持ちでいっぱいなのかもしれません。
できるだけ不安感を取り除いてあげられるよう飼い主さんの姿が見える場所、また気配を感じる場所でゆっくりと休ませてあげましょう。日頃から愛犬が落ち着くことのできる場所をしっかりと用意してあげましょうね。
まとめ
犬のテンションが急に低くなってしまう時は、やはりしょんぼりした気持ちになってしまう事が多いようですね。病気や怪我での体の痛みであれば、早めに動物病院でしっかりと治療してもらいましょう。
気持ちの落ち込みや気圧の変化による体調不良は、飼い主さんがどう接するかで不安感を和らげることができます。明るく優しい気持ちで接してあげましょうね。