犬が好きな食べ物は?5つの食材と与える際の注意点を解説
飼い主さんによっては、ドッグフード以外にも食材を与えているという方も多いです。中には愛犬のためにと、手作りフードを作ってあげる飼い主さんもいます。今回は、犬が食べても大丈夫な食材の中でも、特に好む犬が多い食材と与える際の注意点を紹介していきます。
1.鶏のササミ
肉食動物である犬にとって鶏のササミは体との相性も良く、消化吸収しやすい食材です。また、犬にとって有害な成分もなく低カロリー、高たんぱく質な食材なので、ドッグフードのトッピングやおやつ代わりに与えている人も多いです。
犬にとって肉類は食欲を増幅させてくれる食材でもあるため、食欲の落ちてきたシニア犬の食欲を上げてくれる効果も期待できます。
しかし、犬にとって適した食材であっても与えすぎは禁物です。栄養バランスが偏ってしまいますし、リンを多く含むササミは腎臓に負担をかけてしまう恐れがあります。また、生で与えてしまうと食中毒のリスクもあるため、必ず加熱してから与えるようにしましょう。
2.チーズ
犬のおやつにもチーズが含まれているおやつやチーズ風味のおやつは多くあります。犬にとって基本的にチーズは無害な食材なので、食べても問題ありません。また、香りが良いので犬の食欲を上げてくれる効果も期待できるでしょう。
カルシウムを多く含むというメリットを持つチーズは、牛乳よりも下痢になりにくく、骨を強化してくれたり神経や血圧のバランスを調節してくれたりします。
しかしカロリーが高い上、人間用のチーズには塩分も多く含まれているため、与えすぎてしまうと肥満の原因や健康に悪影響を及ぼす恐れもあります。また、犬によってはアレルギー反応を起こす犬もいるため、初めて与える際は少量から与え、その後も十分注意して様子を見守ってあげてください。
3.さつまいも
蒸したさつまいもが大好きな犬は多いですよね。甘い味と香りを楽しめるさつまいもは人間だけでなく犬も大好きなので、おやつの代わりとして一緒に楽しめるのも魅力的です。
さつまいもには、ミネラルやビタミンが豊富に含まれているため、抗酸化作用や皮膚の健康維持に効果が期待できます。また、食物繊維も豊富に含まれているので、整腸作用や便秘解消などに効果的です。
しかしカロリーが高く糖分も多く含まれている食材なので、与える量には十分注意が必要です。与える量は小型犬であれば輪切りにしたさつまいも1枚を、中型犬は1/3本まで、大型犬は半分ほどの大きさまでを目安にしましょう。
4.バナナ
飼い主がバナナを食べていると甘い匂いにつられて「ちょうだい」とアピールしてくる犬も多いです。ミネラルやビタミンを多く含むバナナは、犬の健康維持に効果が期待できる食材でもあります。バナナには食物繊維が多く含まれており、適量であれば便秘解消に役立ちますが、食べ過ぎるとかえって便秘になる可能性があります。
また、バナナには糖分が多く含まれているため、食べ過ぎてしまうと肥満の原因となります。1日の摂取量は小型犬が半分ほど、中型犬が1本、大型犬は2本までを目安にしましょう。毎日与える場合はより少なめの量を目安にしましょう。
さらに、ごく稀にバナナにアレルギー反応を起こす犬もいます。嘔吐や下痢といった症状が現れるため、初めて与える際は特にその後の様子を注意して観察しましょう。
5.食パン
食パンも基本的に犬が食べても有害な成分が含まれていないため、問題はありません。しかしパンはカロリーが高い上、小麦が含まれているためアレルギー反応を引き起こす犬も多くいます。
食パンを与える際は、ほんの少量だけを気持ち程度与えるようにし、初めて口にする犬の場合は、アレルギー反応を起こさないか注意深く様子を見てあげてください。
また、食パンにジャムやバターなど味付けした状態で与えてはいけません。糖分や塩分の摂取過多を招いたり、嘔吐下痢の原因になることがあります。
まとめ
いかがでしたか。飼い主と一緒に犬が楽しめる食材は多くあります。しかし、何事も与え過ぎは禁物です。今回紹介した食材は比較的安全に与えられる食材ですが、与える際は量やアレルギー反応などに気をつけて与えるようにしましょう。