犬の中でも「物覚えがいい」と言われる犬種3選
犬は全体的に理解力や実行力に優れている賢い動物です。しかし、その中でも特に「物覚えがいい」「賢い」と言われる犬種が存在します。今回は、そんな「物覚えがいい」と言われる犬種の中でも常に上位にランクインしている3犬種をご紹介します。
1.ボーダーコリー
常に最も賢い犬種として名前が挙がる犬種といえば、ボーダーコリーです。牧羊犬として活躍する犬として育てられてきた歴史を持つ犬種のため、学習能力や理解力、記憶力はもちろん、それを踏まえた上で自分で判断する能力にも長けています。
さらに五感を使った情報収集能力にも長けている犬種として知られているため、使役犬として活躍することも多く、世界で数多く行われている犬の知能実験でも高い成績を収めています。
2.プードル
日本でも高い人気を誇っているプードル犬種は、実はとても知能が高く飼いやすい家庭犬としても人気です。理解力、記憶力、学習能力が高く、他の犬種に比べてしつけの学習スピードが早い傾向にあると言われています。
また、飼い主の表情や行動から感情を読み取る能力にも長けており、小型犬という観点から見ても飼いやすいと考えられることが多いです。
3.ジャーマンシェパード
警察犬や軍用犬として世界的に大活躍しているジャーマンシェパードは、言わずと知れた賢い犬種です。学習能力、理解力、記憶力の高さはもちろん、飼い主の指示に忠実に従う忠誠心の高さも賢いと言われる理由の1つです。
また賢さだけでなく、勇敢さを持ち合わせている犬種でもあるため、番犬としても活躍してくれる犬として海外では高い人気を誇っています。
家族などの仲間と認識した相手に対する愛情深さは犬の中でもトップクラスと言われており、それ故に家族を守ろうと勇敢さを見せる場面もあります。
犬のしつけ方のポイントや物覚えがいい犬種の注意点は?
今回は「物覚えがいい」と言われる犬種を3犬種ご紹介しましたが、多くの犬種が他の動物に比べると非常に賢く物覚えがいい子が多いです。
また、飼い主のしつけ方によって性格や振る舞いが大きく変わるため、今回ご紹介した3犬種以外であっても当然物覚えが良く賢い犬は多くいます。
1.しつけ方のポイント
犬をしつける際は、怒鳴ったり叩いたりといった高圧的な態度で臨むと逆効果となってしまうケースが多いです。恐怖に支配され学習に集中できず、なかなかしつけが進まなかったり、飼い主に対して「怖い」という印象を抱いてしまう原因にもなります。
犬のしつけを行う上で、大切なポイントは以下の通りです。
- 愛犬の性格やペースに合わせて行う
- 「楽しい遊び」という雰囲気で取り組む
- 失敗しても必要以上に叱らない(大声、体罰など)
- できたらたくさん褒めてあげる
犬のトレーニングを実施する上で、しつけに対して「楽しい」「嬉しい」といったポジティブな感情を抱かせることが近道となります。
トレーニングに対してネガティブな感情を抱かせないように気をつけ、愛犬のペースに合わせてしつけを行っていきましょう。難しいと感じる場合は、ドッグスクールを利用する方法もオススメです。
2.物覚えがいい!しかしそれ故に注意点も…
今回、「物覚えがいい」と言われている犬種をご紹介しました。たしかに記憶力や学習能力、理解力が高く賢いと言われる犬種たちですが、それ故に気をつけなければいけない点もあります。
賢いがゆえに誤った対応やしつけ方をしてしまうと、飼い主の手に負えないほど悪知恵を働かせるようになってしまったり、悪いことを学習してしまったりする側面もあるのです。
したがって、一般的に特に賢いと言われている犬種を家族に迎える際は、必ず正しい方法と毅然とした態度でしつけを行う必要があります。ボーダーコリーなどはしつけが簡単ではないため、スクールに通わせる人も多いです。
まとめ
いかがでしたか。物覚えがいい犬種は飼いやすいと思われがちですが、実は賢いが故の難しさもあります。もしもしつけで悩んだ際は、お近くのドッグスクールなどに相談し、トレーナーさんと一緒にしつけを行う方法も検討してみましょう。