自宅での犬のしつけは難しい?
自宅での犬のしつけは、相当犬を飼い慣れている人物でなければ、難しいと言えるでしょう。犬の性格や個性、そして理解力に左右されるため、しつけに精通している人物にアドバイスをもらいながらの方が、しつけは上手くいきます。
特に初めて犬を育てている飼い主は、しつけのやり方や適切な犬との接し方など、分からない事だらけなので、無理に自宅でしつけようとはせずに、第3者の助けを借りた方が良いです。
しかし、2つの条件を満たせば簡単なしつけであれば、自宅でもワンちゃんをトレーニングすることが可能です。とはいえ、必要最低限のしつけが可能になるだけなので、レベルの高いトレーニングが不可欠なしつけは、しつけ教室や犬の保育園などで教育してもらう方が賢明です。
自宅でのしつけを楽にする方法
マイナスなことは言わない
しつけは教え込んで、即実行できるものではありません。しかし、テレビなどではあっという間にワンちゃんのしつけが終わっている場面が映されることが多いので、「うちの子はなぜできないのだろう」と焦りの気持ちが生まれます。その結果、ワンちゃんにネガティブな言葉を掛けてしまうのです。
しかし、これではいつまでもしつけは成功しません。大切なのは、少しでも愛犬のトレーニングに進歩が見られたら褒めることです。犬は飼い主に褒められることによって、もっとたくさん褒めてもらいたい欲求が出てきます。
その結果、より多くの訓練に耐えられるようになるのです。
トレーニングを積み重ねることで、しつけは必ず花開きます。自宅では褒めることによって、愛犬のモチベーションを維持しながらしつけを行うと良いでしょう。
おやつを与える
言葉で褒めるだけでも良いですが、おやつを与えることで「頑張ればおやつがもらえる」という認識を犬に与えることが、自宅のしつけを楽にします。
物理的な報酬のためにワンちゃんは、飼い主の求める訓練に一生懸命に応えようとします。おやつを利用しながら訓練を行うトレーナーが多いのは、犬の承認欲求の原理を熟知しているからです。
賞賛の言葉とおやつさえあれば、自宅でのしつけは比較的上手くいくと言えます。
最初に教えるしつけは?
しつけが全くの初心者である飼い主にも、教えやすいしつけがあります。それは、アイコンタクトです。まずは犬が自分の名前に反応して、飼い主の方に顔を向けるようなトレーニングを行います。
アイコンタクトを習得しなければ、その後のおすわりや待てなどのトレーニングが上手くいきません。何よりも呼び掛けへの反応は最も難易度の低い訓練なので、初心者でも教え込みやすいという利点があります。
アイコンタクトの訓練法はとても簡単です。愛犬の名前を呼びながらオモチャを持ち、視線がバッチリと合ったらご褒美と一緒に褒める言葉を掛けてあげてください。「ヨシ!」と一言声を掛けるだけでも良いです。これだけでアイコンタクトのトレーニングとなります。
まとめ
自宅での犬のトレーニングは、褒める言葉と報酬を用意すれば簡単なしつけであれば、プロの力を頼らなくても習得することができます。
しつけの際に大切なことは、愛犬のトレーニングがなかなか上手くいかないときでも、ネガティブな言葉を掛けたり、理不尽に怒ったりしないでください。犬のモチベーションが下がってしまい、しつけ自体を嫌がってしまう可能性もあります。しつけが上手くいかなくても、前向きな言葉を掛け続けてあげてください。
おやつを用意したしつけは、プロのトレーナーも実行しているしつけ法です。犬のトレーニングには報酬が必ず必要です。愛犬の好きなおやつを複数用意して、モチベーション維持に努めましょう。