️嫌われる可能性も… 犬がトラウマを抱えてしまう『絶対NG行為』5選
犬は飼い主のことが大好き!という印象が強いですが、それは飼い主が正しい接し方をし愛情を注いでいるからです。犬が怖がることや嫌がることをしていれば犬にトラウマを植え付けることとなり、飼い主であっても嫌われる可能性は大いにあります。
今回は、そんな飼い主であっても嫌われる可能性のある犬にやってはいけない絶対NG行為を紹介します。犬がトラウマを抱えてしまう原因にもなるので、絶対にやめましょう。
1.コミュニケーションを全く取らずに放置
犬はもともと集団で行動する動物なので、1匹で孤独にされる状況に慣れていません。そのため、飼い主にまったく構ってもらえず放置される状況は強いストレスがかかります。
コミュニケーションを取らずに放置し続けると、やがて犬は人間に対して不信感を抱くようになり、それが原因でトラウマになってしまうこともあります。
「最低限のお世話をすればいいや」という姿勢は捨ててください。犬は感情豊かな動物なので、しっかり向き合い愛情を注いであげることが大切なのです。
2.叱る際に大声で怒鳴りつける
犬が悪いことをした時、「ダメ」と簡潔に叱ることは大切です。しかし、必要以上に大声で怒鳴りつける行為は、犬に「ダメなこと」と教える上でも逆効果となる恐れがありますし、何より恐怖心で支配する方法は信頼関係を崩壊させてしまう恐れがあります。
大声で怒鳴りつけると一時的に「悪いこと」をやめるかもしれません。しかし、それはあくまで恐怖による支配であり、信頼関係の上で「これが悪いこと」と理解してやめているのではありません。
また大声で怒鳴り続けていると、飼い主に対して「怖い」という印象が強く残ってしまい、飼い主に名前を呼ばれるだけで恐怖に支配されるようになることもあります。
3.叩いたり蹴ったりと体罰を加える
一昔前、犬にしつけをするために叩くといった体罰を加える人たちがいました。しかし、現在はこの行為がしつけとしてあまり意味のないこと、そして犬に苦痛を与える虐待行為であることが明確に示されています。
しつけのためにと叩いたり蹴ったりといった体罰行為を続けていると、犬は学習しなければいけないことに集中することができず、正しくしつけを記憶することができません。
また、飼い主に対して「怖い」とトラウマを抱えることにもなり、声をかけただけで怯えた態度をとるようになります。手で叩かれたことがある場合は、撫でようとしたり犬のそばで手を動かすとビクビクしたり、あるいは自分の身を守ろうと吠えたり唸ったり、噛みついたりと攻撃的になる犬もいます。
4.あまりにもしつけが厳しすぎる
犬を飼う上で周囲の人に迷惑をかけないように、あるいは家族の一員としてルールを守らせなければ、という使命感から必要以上に厳しいしつけを行う飼い主がいます。
例えば、なるべく早くしつけを完了させようと躍起になり、それゆえに怒鳴ったり体罰を与えてしまったりと間違ったしつけ方法をとる飼い主は珍しくありません。
また、賢い犬に育てたいからと無理なトレーニングを強要したりする行為も、犬にとっては苦痛でしかなくトラウマになってしまう恐れがあります。しつけはそれぞれの犬のペースで行い、トレーニングは犬が楽しめるよう工夫しながら行いましょう。
5.犬が嫌がることを無理やり行う
愛犬が嫌がっていることを無理に行うことも、トラウマを植え付ける原因となります。飼い主が良かれと思ってやっていることであっても、犬が「嫌なこと」と認識してしまえば、その後のお世話が大変になる事例も多いです。
例えば犬が嫌がるシャンプーや歯磨き、ブラッシングなどは、犬の様子を見つつ慣れさせていくことが大切です。怒りながらお世話したり、押さえ付けて無理やり行ったりすると「嫌なことをされる」と感覚的に記憶してしまい、トラウマとして残ってしまいます。
他にも嫌がる場所へ無理やり連れて行ったり、カメラが苦手な子にカメラを無理やり向けたりする行為もトラウマになる可能性があります。場合によっては、飼い主のことを嫌いになってしまうケースもあるため、注意が必要です。
️まとめ
いかがでしたか。飼い主の行為によって犬がトラウマを抱えてしまうと、その後の暮らしに支障をきたすこともあります。お世話がしにくくなったり、信頼関係を築くことが難しくなったりする例も珍しくありません。
こうした関係性を悪化させるような状況にならないよう、愛犬のペースに合わせてしつけを行ったり、楽しく取り組める工夫を入れたりする方法を試してみてください。