犬も幸福ホルモンの分泌でストレス緩和や寿命が延びる!
現在、日本の犬たちの平均寿命は約14歳と言われています。小型犬よりも大型犬の方が寿命が短い、犬種によってかかりやすい病気があるなど、犬種によって少々平均寿命に差がありますが、一般的には14歳前後が平均寿命と考えられています。
犬に健康的に長生きしてもらう秘訣はたくさんありますが、その中にはストレスのコントロールも含まれます。犬も人間と同じく幸福度が高いほどストレスを感じにくく、体調不良や病気になりにくいという研究結果も出ています。
そのため、日頃からなるべく愛犬が不要なストレスを感じないように、また愛犬に少しでも幸せを感じてもらえるような生活を意識することも大事です。
愛犬に幸せを感じてもらうために♡愛犬の笑顔を増やす5つの方法』
では、具体的にどのようなことが犬を幸せにするのでしょうか。ここでは、一般的に犬が幸せを感じやすいとされている5つの方法やポイントをご紹介します。できる方法から取り入れてみてください。
1.頻繁にアイコンタクトをとる
まず、日常的に飼い主が意識したいポイントとしてアイコンタクトが挙げられます。犬にとって、飼い主など信頼の置ける相手と頻繁にアイコンタクトをとることは、愛情表現につながるからです。
大好きな飼い主さんと頻繁にアイコンタクトをとることで、「ちゃんと見ていてくれる」と愛情を注がれていることを感じたり、安心感を覚えたりするため幸せを感じやすくなると言われています。
2.毎日愛犬とだけ向き合いながらコミュニケーションをとる
なんとなくテレビを見ながら愛犬とスキンシップをとる、という方法も悪くはありません。しかし1日10〜20分でもいいので、愛犬とだけ向き合いながらコミュニケーションをとる時間を作ってみてください。
テレビやスマホから離れ、愛犬とおもちゃを使って遊んでみたり、スキンシップをしながらマッサージをしてあげたり、新しいトレーニングを遊び代わりに行ってみたり…。「自分とだけ向き合ってくれている」「飼い主さんと遊んでいる」という実感がより大きな幸せにつながります。
3.ボディランゲージを理解して愛犬の要望に応える
愛犬に幸せを感じてもらうためには、飼い主が犬のボディランゲージを理解することも大切です。ストレスサインを出していたらストレスの原因を排除したり、寂しそうにしていたらスキンシップタイムを取り入れたりと、愛犬の気持ちを察してあげられるようになります。
犬も飼い主に「自分の気持ちを理解してもらえた」と感じると、安心感につながったりより絆が深まるきっかけとなります。すると、飼い主と過ごす時間により大きな幸福感を覚えるようになるのです。
4.犬の本能的欲求を満たせるような楽しい散歩を心がける
毎日なんとなく義務的に散歩をしているという人も多いと思いますが、犬の散歩では、ぜひ犬が本能的欲求を満たすことで満足できる質の良い散歩を心がけてみてください。
例えば、犬が地面の匂いを嗅いでいる時は満足するまで嗅がせてあげたり、他の犬とコミュニケーションをとることが好きな犬ならば、他の犬と遭遇しやすい時間帯に散歩したり、意識的にアイコンタクトをとるようにするといった方法も効果的です。
犬にとって散歩は運動不足解消だけでなく、リフレッシュすることでストレスを発散させたり、普段は我慢している犬の本能的な部分を満たしたり、新しい刺激を受けることで脳を活性化させたりと多くの役割を担っています。
このように散歩だけでも多くの幸福感を得ることができるので、ぜひ今日の散歩から愛犬が喜ぶ質の高い散歩を意識してみましょう。
5.犬が心から安心して過ごせる環境を作る
犬が幸せを感じられるための土台として、愛犬が心から安心して過ごせる環境を整えることはとても大切です。この安心できる環境があってこそ、心から幸せを感じられるようになるのです。
例えば、愛犬が怪我や事故を起こさないようにリスクのある物を部屋から排除したり、犬の寝床を外の音や匂いを感知しにくい場所に置くことで、安心して睡眠できるようにしたりと多くの工夫を取り入れると良いでしょう。
よく愛犬だけのパーソナルスペースを作っていないご家庭がありますが、犬にも1匹でのんびり静かに過ごす時間は必要です。愛犬が安心して休めるようなケージやサークル、あるいはベッドを用意してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。1匹ずつ犬によって幸せの形は少しずつ異なりますが、今回ご紹介したポイントや方法は多くの犬に当てはまります。愛犬の性格に合わせて幸せを感じてもらえるような方法を取り入れてみてください。