犬の飼い主が他人に言われるとイラっとする言葉
1.「もう歳ですね」
愛犬のことを「もう歳ですね」と他人に言われると、飼い主はイラっとします。
シニア犬や老犬になると、初対面の他人が見ても分かるくらい見た目に表れます。被毛が黒い犬であれば白髪が目立つようになります。被毛がパサパサしたりゴワゴワしたりして美しく見えないことがあります。
だからと言って、「もう歳ですね」という言葉は言われたくありません。「何歳ですか?」と聞かれるのもあまり好きではないんです。
「10歳です」と答えると、「ああ…結構歳なんですね」とか「ああ…」「へぇ…」など、聞いた本人なのに何て返したらいいのか困るだろうなと思うからです。
2.「大きいですね」
愛犬のことを「大きいですね」と他人に言われると、飼い主はイラっとします。この言葉には「一般的なサイズよりも大きいですね」という意味があります。ほとんどの場合、超小型犬や小型犬に対して言うのだと思います。
ただ「大きいですね」と言われただけなのですが、「他の子は小さくて可愛い」「その子は大きくて可愛くない」と言われているような気がしてしまうのです。
愛犬が超小型犬であると、なぜかよく分かりませんが、「小さくて可愛いですね」と言われた方が嬉しいのです。
3.「よく吠えますね」
愛犬のことを「よく吠えますね」と他人に言われると、飼い主はイラっとします。その言葉には「うるさい犬ですね」という気持ちが込められているんだろうな…と感じてしまうからです。
近所迷惑になっていることは分かっています。本当に申し訳ないと思います。もちろん、しつけも行っています。それでも吠えてしまうことがあります。
例えば、うちの近所には「てんかん」という病気によって吠えてしまう犬がいます。発作が起こると、「わんわん…わんわん…わんわん」のように、リズムよく吠えることがあります。
その犬の症状を知っている私は「ああ…今、発作が起きているんだな」と理解することができます。しかし、他人からはなかなか理解されません。
高齢になると、認知症によって夜鳴きをしてしまう犬もいます。吠えることには理由があります。何か特別な事情を抱えていることがあります。
どうしても迷惑に思う時は飼い主に事情を聞いてみてほしいです。
4.「それじゃあ散歩にならないよ」
愛犬を抱っこでお散歩している時、「それじゃあ散歩にならないよ」と他人に言われると、飼い主はイラっとします。言葉にした相手はきっと何も考えていません。なぜ抱っこされているのか、理由なんてどうでもいいのでしょう。
ケガや病気で療養している時、獣医さんからお散歩や運動を制限されることがあります。それでもお散歩が大好きな犬は外に出たがります。飼い主としては気分転換をさせてあげたいのです。
老犬になり、座ることも立つこともできなくなり、寝たきりになることがあります。手作りのペットカートでお散歩を楽しむ愛犬と飼い主がいます。それが、その犬と飼い主のお散歩スタイルなんです。
私は「どっちが散歩されてるのか分からないな」とか「何にもならんじゃないか」と声をかけられたことがあります。初対面の名前も知らない人です。
何か事情があるんだろうな…と感じてくれたであろう人は、「疲れちゃったの?」とか「今日は暑いもんねー」と声をかけてくれます。心遣いがあるかないかの大きな違いですよね。
まとめ
犬の飼い主が他人に言われるとイラっとする言葉を4つ解説しました。
- 「もう歳ですね」
- 「大きいですね」
- 「よく吠えますね」
- 「それじゃあ散歩にならないよ」
悪気があって言っているのではないことを分かっています。それでもイラっとしてしまう言葉があるということを理解してほしいです。