犬が怯えている時に見せる仕草や行動とは?
犬は他の動物と同様に警戒心の強い子が多いです。そのため、ちょっとした物音や異変に対し怯える様子を見せることがあります。犬が怯えている時は、以下のような仕草や行動を見せます。
- ブルブルと震える
- 体勢が低く重心が後ろに置かれている
- じっと相手を見つめながら後退りする
- 耳が後ろに倒れている
- 尻尾が足の間に丸め込まれる
ブルブルと震える様子を見せていると、多くの人が「怖がっているのかな?」と気付くと思います。他にも体勢を低くしたまま後退りしていたり、耳が後ろに倒れ尻尾が丸め込まれているなどのボディランゲージを見せていることも多いです。
このようなサインから愛犬の気持ちを察し、飼い主として適切な方法で気持ちを落ち着かせてあげましょう。
犬が怯えて震えている時に飼い主ができる4つの落ち着かせ方
犬が怯えて震えているような状況では、過剰な声かけをすると逆効果となる恐れがあります。また、飼い主が怖がる様子を見せることもNGです。では、どのような方法で落ち着かせるべきなのでしょうか。
1.怯えている原因を排除する
まずは愛犬が何に対して怯えているのかを確認しましょう。人間にとってはなんてことないことであっても、犬にとっては非常に怖い対象として映っているものは多くあります。
例えば、外から聞こえる音に怯えている場合は、外の音がなるべく聞こえないようにシャッターを下ろしてみたり、部屋の中にある物に怯えている場合はその物自体を部屋から出すなど、怯えている原因を排除してあげてください。
もちろん、徹底的に排除できないものに対して怯えていることも多いので、その場合はこの先に紹介する落ち着かせ方を参考にしてみてください。
2.飼い主はいつも通り落ち着いた態度で振る舞う
犬が怯えている時、最も重要なことは飼い主が一緒に怯えた様子を見せたり慌てたりしないことです。犬は共感能力が高いため、飼い主が同調して怯えた様子や慌てている様子を見せると、余計にパニックを引き起こしてしまう恐れがあります。
そのため、もしも愛犬がブルブルと震えるように怯えていたとしても、飼い主はあくまで冷静さを保ち「なんでもないよ」という態度を見せてください。
飼い主の「特に気にしていません」という態度を見て、犬も徐々に「怖いことではないのかも」と落ち着きを取り戻しやすくなります。
3.隣に寄り添いながらゆっくり優しく撫でてあげる
「大丈夫!?」「怖くないよ!」と過剰に声をかけたり、パニックに陥っている犬を揺すったりする行為はNGです。しかし、愛犬が安心できるように隣に座って自然な流れで優しく撫でてあげる行為は効果的です。
犬にとって飼い主は安心できる最も頼りになる存在です。そんな飼い主が隣にやってきて落ち着いた様子で撫でてくれるだけでも、落ち着きを取り戻すきっかけとなることが多いです。
4.おもちゃなど愛犬が好きな遊びに誘う
隣にしばらく寄り添ったり優しく撫でてあげたりすることで、少し落ち着きを取り戻したように見えたら、愛犬が好きなおもちゃを使って一緒に遊ぶなど愛犬の気がまぎれるような時間を作ってあげましょう。
何かに対して恐怖や不安を感じている時、愛犬が好きな遊びに意識を向けさせて楽しむことで、意外と早い段階で不安を払拭することができます。
他にも愛犬が好きなことがある場合は、そちらを試しても良いでしょう。犬が怯えている時は、不安を紛らわせ別のことに意識を集中させる方法がオススメです。
まとめ
いかがでしたか。犬が怯えて震えている時は過度に反応するのではなく、まずは飼い主が平静を保ちいつも通り振る舞うことが大切です。その上で愛犬を落ち着かせる行動をとり、不安を払拭してあげましょう。