犬がすぐおもちゃに飽きる理由
1.集中力が切れる
犬がすぐおもちゃに飽きてしまうのは、集中力を維持していられる時間がたった5分程度だからです。その5分間はおもちゃに集中して遊んでいられるのですが、スンッと集中力が切れてしまい、おもちゃにも遊びにも興味がなくなってしまうのです。
「これ投げて!」とおもちゃを持って来て、飼い主が投げるおもちゃを必死に追いかけていたのに、急に遊ばなくなってしまうことがありますよね。集中力が切れてしまったからなのです。
2.噛み応えがない
犬がすぐおもちゃに飽きてしまうのは、噛み応えがないからです。安全面を考え、柔らかいおもちゃばかり与えているのではないでしょうか。
犬は噛むことが大好きです。噛むことでストレスを発散させることもあります。落ち着かない気持ちを切り替えたくて硬いものを噛むこともあります。柔らかいおもちゃでは叶えることができないのです。
愛犬のおもちゃには柔らかいものしかない、すぐに飽きて遊ばなくなってしまう、という時は硬めのおもちゃをひとつ与えてみてはいかがでしょうか。
あまり硬すぎると歯が欠けてしまったり、歯茎を傷つけてしまったりすることがあります。破壊された時、破片を飲み込んでしまうこともあるかもしれません。遊んでいる間は飼い主が見守ってください。
3.ひとり遊びはつまらない
犬がすぐおもちゃに飽きてしまうのは、ひとり遊びはつまらないと感じているからです。飼い主としては、ひとりで自由に遊んでいてほしい時間があると思いますが、犬はそうではないのです。飼い主と一緒に遊びたいと考えています。
飼い主に遊んでもらうことが喜びであり、スキンシップやコミュニケーションと捉えているからです。犬にとって重要なのはどんなおもちゃで遊ぶかではなく、飼い主と一緒に遊べるかどうかなのです。
もうひとつ重要なのは、飼い主が犬と遊ぶのが上手であるかどうかです。犬を楽しませることができる人と飽きさせてしまう人がいます。
全ての犬がおもちゃを追いかける遊びが好きだとは限りません。おもちゃを引っ張り合う遊びが苦手な犬もいます。どんなおもちゃでどんな遊びをするのが好きなのか、愛犬の好みを知っておくことが飽きさせないコツだと思います。
4.いつでも遊ぶことができる
犬がすぐおもちゃに飽きてしまうのは、いつでも遊ぶことができるからです。常におもちゃが手の届く範囲にあるのです。片づけることなく出しっ放しにされていることもありますよね。
破壊や誤飲を防ぐためにも飽きさせないためにも「おもちゃで遊ぶ時間」を決めてあげるとよいと思います。遊びの時間になったらおもちゃを出し、終える時間になったら指定の場所に片づけます。
そうすると、犬は遊びの時間を楽しみに待つようになります。「今日はどのおもちゃで遊ぼうかな♡」と、おもちゃを選ぶようになる犬もいます。
5.おもちゃに全く興味がない
犬がすぐおもちゃに飽きてしまうのは、おもちゃに全く興味がないからです。やんちゃ盛りで遊び盛りの子犬の頃から興味を示さず、おもちゃで遊ぶこと以外の遊びを好む犬もいます。
飼い主から渡されたおもちゃを受け取りはするのですが、すぐにポイしてしまうことがあります。そんな犬には、中におやつやフードを入れて遊ぶおもちゃがおすすめです。
おもちゃを転がさなければ中のおやつやフードを取り出すことができません。長時間遊んでいられますし、雨でお散歩に行けない日のちょっとした運動やストレス発散によいと思います。
そもそもおもちゃに興味がないため、中身だけ欲しがることもあります。中型犬や大型犬であると、おもちゃを破壊して中身だけ取り出す犬もいます。初めて与える時は様子を見守りながら遊ばせるようにしましょう。
まとめ
犬がすぐおもちゃに飽きる理由を5つ解説しました。
- 集中力を維持できるのは5分
- 噛み応えがない
- ひとり遊びはつまらない
- いつでも遊ぶことができる
- おもちゃに全く興味がない
犬も意外と新しい物好きなところがあります。いつも新鮮な気持ちで遊べるようにおもちゃを出しっ放しにしないで片づけることから試してみてはいかがでしょうか。