1.犬が寝ている部屋で夜更かしをする
人間と同様に、犬にとっても質の高い睡眠を取ることは大切です。
基本的に犬は1日の大半を浅い眠りと深い眠りをくり返しながら過ごします。まわりがある程度にぎやかでも明るい時間であっても眠ることはできますが、静かに落ち着いて眠ることができる時間を確保してあげることは必要です。
リビングに犬の寝る場所がある場合、飼い主さんがリビングで夜遅くまでテレビを見ていたり、友人を招いて飲み会などをしていたりすると、犬は落ち着いて寝ることができないでしょう。騒がしい音や明るい電気のなかでは、ぐっすりと深い眠りにはつきにくく、飼い主さんが起きていることでその様子が気になるのも当然です。
睡眠が不足してしまうと、脳や肉体の疲れが蓄積してしまうだけでなく、ストレスの原因になることもあるので注意してください。1日の中である一定の時間は、薄暗い状態で静かに眠れるような環境を整えてあげてください。
2.家族間での喧嘩が多い
信頼できる仲間と過ごすことに幸せや安心感を感じる犬は、家庭の中の雰囲気にとても敏感です。そのため、家族が仲良く過ごしていると心地良さを感じられて、反対に喧嘩ばかりしていたりギスギスとした雰囲気が漂っていたりすると、犬はとても居心地の悪さを感じます。
大声で言い争いをしたり大きな物音が立ったりすると、聴覚の鋭い犬にとっては不快なものです。また、静かであってもピリピリとした雰囲気の中にいると、不安やストレスを感じてしまいます。
時には家庭内で喧嘩が起こることもあると思いますが、できるだけ愛犬には感じ取られないように配慮してあげましょう。
3.犬の食後に散歩をする
仕事や家族の予定で忙しく過ごしていると、どうしても愛犬のお世話が後回しになってしまうこともあると思います。そのため、食事や散歩をバタバタと済ます形になることもあるでしょう。しかし、食事の直前や直後に激しい運動をさせることは良いことではなく、特に食後の運動は危険です。散歩後に落ち着かない状態のまま家に置いて外出してしまうと愛犬の体調に異変が起きていることに気付くのが遅れてしまいます。
また、それぞれの家庭で生活リズムというものは異なり、食後に散歩をすることが習慣になっていることもあると思います。しかし、食後にお腹が膨れている状態で運動をするのはNGです。
胃が捻じれて周辺組織が壊死する「胃拡張胃捻転症候群」を引き起こす可能性があり、最悪の場合数時間で死に至ります。食事と運動の時間については十分注意しましょう。
4.喫煙をする
煙草が健康を害する恐れのあるものだということは、世の中で広く知られています。それは、人間だけに限った話だけではなく、犬にとっても同じことが言えます。
特に、煙草を吸っている人ではなく周囲にいる人が吸うことになる副流煙には、有害物質が多く含まれているため、健康を害する恐れが高いとされています。飼い主さんが室内や犬の近くで煙草を吸うと、犬は副流煙を吸うことになります。
愛犬のことを大切に思うのであれば、家の中で煙草を吸うことは控えるようにし、屋外であっても犬のそばでは喫煙をしないようにしましょう。
まとめ
飼い主さんにとっては快適な生活リズムや生活習慣であっても、犬の心や体には負担やストレスがかかってしまうことがあります。
ここで紹介したことを参考に愛犬との毎日を一度見直して、お互いが楽しく健康に過ごせるスタイルを見つけてください。