季節の変わり目は犬の体調やお世話の仕方にも注意!
春といえば、1年の中でも比較的気候が穏やかで過ごしやすい季節です。人間だけでなく、犬にとっても過ごしやすい日が多い春ですが、春は寒い冬から暑い夏へ向かう季節の変わり目でもあります。
季節の変わり目は、1日の寒暖差が激しい日があったり、生活が新しい環境へと変わることでストレスを感じたりすることが多いので、犬にとっても過ごしやすくもあり、ストレスや体調不良を感じやすい時期でもあるのです。
そのため、春は「暖かくなってきたから」と油断せず、犬のお世話の仕方や体調管理に注意しましょう。
春にしてはいけない『犬の飼い方』4つ
ここでは、春に注意すべき『犬の飼い方』について紹介します。意外と1日の中で寒暖差が激しかったり、日中は暑くなったり虫が出始めたりする時期なので、室内でも屋外でも飼い方には注意が必要です。
1.過ごす部屋の寒暖差が時間帯によって激しすぎる
基本的に犬は散歩以外の時間を家の中で過ごします。比較的気候が暖かく穏やかと言われている春ですが、3月後半〜4月までは朝と夜は寒く、昼間は少しだけ暑いといった寒暖差を感じる時期でもあります。
そのため過ごす部屋の温度管理に注意していないと、部屋の温度差によって体調不良を引き起こすリスクが高まります。換気や空調、さらにブランケットなどを活用して上手に温度管理を行いましょう。
2.散歩中に草むらに入る
春になると徐々に道端や公園など雑草が生え始めます。また、散歩ルートに綺麗な花や春によく見る野草や野花が咲いていることもあるでしょう。
しかし、草むらには多くの虫が潜んでいる可能性があり、皮膚炎を発症したり感染症を患ったりする原因となる恐れがあります。また、道端に生えている野花や花壇に咲いている花の中には、犬にとって有毒な植物も多く存在します。
草むらに入ったり花壇に近づいたりすると様々な危険性があるため、基本的に草むらに入ることは避け、花壇の横を通る際は誤食しないよう注意しましょう。
3.気温の高い時間帯に長い距離を散歩させる
「春は暖かいから」と天気の良い日に太陽が昇っている日中に散歩をしている人をよく見かけます。犬にとって適切な気温であれば特に問題はありません。
しかし、春は突然日中の最高気温が20度以上になることも珍しくありません。このような日は、犬が軽い熱中症になってしまう恐れがあるため、日中の散歩を避けたり、どうしても用事などで日中に散歩しなければいけない場合は、長距離散歩を控えるなど対応しましょう。
4.ブラッシングを怠る
春はダブルコート犬種にとって換毛期でもあります。そのため、この時期にしっかりとブラッシングをしなければ、被毛が傷んだり絡まったりしてしまいます。また、絡まった被毛によって皮膚が蒸れ、皮膚炎の原因となることも。
したがって、春は特に毎日ブラッシングすることを徹底し、皮膚炎などの病気を発症していないかチェックすることも忘れないようにしましょう。
季節の変わり目に注意するべきポイントは?
季節の変わり目である春。気候が暖かくなる一方で、犬のお世話もポイントを押さえる必要があります。季節の変わり目には、以下のポイントを押さえて適切なお世話ができるように心がけましょう。
- なるべく1日を通して温度差を感じさせないような工夫を取り入れる
- 換毛期を迎える犬種は毎日ブラッシングを行う
- 散歩中に草花を誤食しないよう注意深く監視する
- 気温の高い時間帯を避ける
- 生活環境の変化による飼い主のストレスを愛犬に感じさせない
飼い主によっては、季節の変わり目に自身の生活環境に変化が訪れる人もいるでしょう。こうした生活環境の変化は、多くの人にとって不安を感じさせるものです。
しかし、犬の前で落ち込んだ様子や不安そうな様子を見せてしまうと、犬はとても敏感な動物なので、飼い主のストレスを飼い主以上に感じてしまう恐れがあります。すると、常同行動や問題行動を引き起こすほど精神的に不安定になってしまうこともあるのです。
したがって、なるべく季節の変わり目に訪れやすい生活環境の変化は、愛犬に感じさせないよう心がけることが大切です。
まとめ
いかがでしたか。春は過ごしやすい季節でもありますが、気をつけなければいけないポイントもあります。季節の変わり目である春ならではの注意点を頭に入れ、愛犬がより過ごしやすくなるように生活環境やお世話の仕方を考えてみましょう。