犬がご飯に不満を持っているときの仕草・行動5選
犬も1匹1匹、好みの味には個体差があります。そのため、出されたご飯に対して「実はこれ、キライなんだよね…」「飽きちゃったんだよね…」と不満を持っていることも…。ここでは犬がご飯に不満を持っている時の仕草や行動をご紹介します。
1.ご飯を確認したのに食べない
お皿にご飯を入れて出したら、ご飯が入っていることをチラッと確認したのに、そのままその場に伏せてしまい食べてくれない…という様子を見せることはありませんか。
一度ご飯を確認したということは、食べる意欲があるということ。それなのに食べてくれないということは、犬が「このご飯は嫌だな」「飽きたな」と不満を持っていることを表しています。
2.いつもより食べ方がゆっくり
飼い主に従順な犬の中には不満を持っているけれど、ご飯を出してもらったから食べるという犬も多くいます。しかし、そんな犬たちも行動に少しだけ変化が見られるはずです。
自分の好みではないご飯を食べている時、犬はいつもより食べ方がとてもゆっくりになります。どこか「嫌だな」という感じが見え隠れするように、ゆっくりゆっくり仕方がなく食べているという様子が感じ取れるはずです。
3.ご飯の皿をつついて遠ざけようとする
ご飯を出した時に、なぜかお皿をツンツンと鼻先でつつくような仕草を見せることはありませんか。この仕草を見せるということは「このご飯はいらないよ」というアピールです。
ご飯のお皿をつつくことで自分の体から離し、食べなくても良いように行動しているのでしょう。なんだかちょっぴりイラっとするような態度ですが、わかりやすいサインでもあります。
4.ご飯を食べ始めたけれど残す
犬の中には「嫌だけれどこれしか食べるものがないし…」と渋々ながら食べてくれる犬もいるとお話しました。そんな「とりあえず食べ始める」犬の中には、ご飯を食べたけれど残す犬もいます。
この場合は、そのご飯に「飽きた」というニュアンスの感情を抱いているより、「嫌い」「この味が苦手」といった苦手意識を持っている可能性が高いです。ある日を境に食べなくなったという場合は、ドッグフードが酸化や劣化している可能性もあるでしょう。
5.じっと訴えかけるように飼い主を見つめる
ご飯を見た後、じっと飼い主に何かを訴えかけるように見上げて見つめてくる…という様子に心当たりはありませんか。この行動は「あの…これじゃなくて、違うのが食べたいのですが…」というさりげないアピールです。
この行動を見せる犬の多くは、飼い主が他のご飯に変えてくれないとわかると渋々食べ始めることが多いです。しかし、その愛犬の表情に「なんだかかわいそう」「変えてあげようかな」と考えてしまう飼い主さんも多いでしょう。
嫌いなご飯を少しでも美味しく食べてもらうための対策は?
上記で紹介したように、「ご飯を食べたくない」「これはキライなの」といった仕草を見せるようになった場合、飼い主はどのように対応するべきなのでしょうか。
おやつなどを代わりに与えてしまうと偏食気味になったり、栄養が偏り病気を発症したりする恐れがあります。そのため、普段食べているドッグフードに工夫をし、少しでも美味しく食べてもらえるように努めてみましょう。
- ふやかす
- 電子レンジで温めてみる
- トッピングをしてみる
- おやつを与えない
まずは、お湯でふやかして食べやすいよう食感に変化をもたらしてみたり、電子レンジで温めて匂いを増幅させてみたりしましょう。意外とこの方法で食べてくれるようになる犬も多いです。
また、少しだけふやかしたささみをトッピングしてみたり、市販されている犬用スープをかけてみたりするのも1つの手段です。
それでも食べない場合は、栄養バランスの良い他のドッグフードに変更してみたり、あるいは他の時間帯でおやつを与えず、お腹を空かせることで食欲増進を狙うという方法も有効です。愛犬の様子を見ながらいろいろな方法を試してみましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬がご飯に不満を持っているサインを見せる時、代わりにおやつを与えることは絶対にやめてください。偏食の傾向を強めてしまう恐れがあります。代わりに、紹介した工夫を取り入れて、少しでも美味しく食べてくれるよう努めてみましょう。