ネガティブな犬がする仕草や態度
1.飼い主の後をついて回る
ネガティブな犬が飼い主の後をついて回るのは、不安な気持ちが大きいからです。
飼い主が出かける準備をしている時、これからひとりきりで留守番することを理解し、不安になってしまうのです。
もともとネガティブな性格である場合もありますが、留守番前や留守番中の出来事によって強く不安を感じるようになってしまい、ネガティブになってしまう場合もあります。
ネガティブな犬は、過去にこのような経験をしている可能性があります。
- 飼い主に置いて行かれた
- 飼い主は帰って来ないのではないか
- 留守番前の粗相を強く叱られてしまった
- 留守番中、ひどい雨で雷が鳴ったため怖かった
ネガティブな犬にポジティブになってもらうためには、留守番前のスキンシップやコミュニケーションを増やすことが大切。
そして、愛犬が安心して留守番できる環境を整えてあげることです。
室内の温度や湿度は愛犬に適しているでしょうか。
体に負担の少ないベッド(寝床)を与えてあげることも大切だと思います。
2.自分から交流することができない
ネガティブな犬が自分から交流することができないのは、自分に自信がなく、相手に嫌がられたり攻撃されたりしたらどうしよう…という気持ちがあるからです。
本当は人や犬が大好きで、自分も積極的に交流し、(仲良くなりたい!お友達がほしい!)と思っているはずです。
しかし、持って生まれた性格のせいか、どうしても慣れるまでに時間がかかってしまうのです。
飼い主や家族以外の人や犬とポジティブな気持ちで交流するためには、その機会をたくさん与えてあげるとよいと思います。
犬は飼い主の行動を見て学びます。飼い主が積極的に交流する様子を見ていると、犬も自分から行動できるようになります。
ぜひ明るく楽しそうに交流する姿を見せてあげてください。犬にとって飼い主が一番のお手本になります。
3.物陰に隠れて見ている
ネガティブな犬が物陰に隠れて見ているのは自信のなさの表れです。
気になるから見ていたいし確認したいけれど、万が一の時にはサッと逃げられる距離にいるのです。
(自分も参加していいのかな?)(近くに行ったら「ダメ」と言われないかな?)などと、不安な気持ちもあるのではないでしょうか。
物陰に隠れて見ているネガティブな犬を見かけたら、優しい声で「おいで」と呼んであげてみてください。
自分から相手に向かって行くことが苦手なだけなんです。呼ばれたら嬉しそうに寄って来てくれると思います。
4.しっぽを下げたまま立ち尽くす
ネガティブな犬がしっぽを下げたまま立ち尽くすのは、何か緊張や恐怖を感じるようなことがあり、身動きできずにいるからです。
逃げ出すこともできないほど恐ろしい相手がいるのかもしれません。
お散歩中、他の犬を見つけるとしっぽを下げたまま立ち尽くし、全く動かなくなってしまう犬がいますよね。
(攻撃されたらどうしよう…)と考えているのでしょう。
他の犬に対してポジティブになってもらうためには、やはり触れ合う機会を与えてあげることが必要だと思います。
まずはお散歩の時にすれ違う練習をしてみましょう。避けてばかりいるとポジティブな環境を持ってもらうことができなくなってしまいます。
ドッグランへ行くのもいいですよね。いきなり仲間に入ることはできなくても、外から他の犬が交流する様子を見ているだけでもよいと思います。
まとめ
ネガティブな犬がする仕草や態度とポジティブになってもらうコツを4つ解説しました。
- 飼い主の後をついて回る
- 自分から交流することができない
- 物陰に隠れて見ている
- しっぽを下げたまま立ち尽くす
ネガティブな性格を生まれ持ってしまう犬もいます。
飼い主の育て方や育った環境によって、後天的にネガティブな感情を持つ犬になってしまうこともあります。
無理に明るくポジティブな犬になってもらおうとする必要はないと思います。
愛犬の心の健康状態と上手く向き合いながら飼い主としてサポートしてあげられるとよいのではないでしょうか。