愛犬が「お座り・伏せ」などを何度練習してもできない理由とは?教えるコツをつかむことが大切

愛犬が「お座り・伏せ」などを何度練習してもできない理由とは?教えるコツをつかむことが大切

なぜうちの子だけお座りや伏せなどを教えてもできないのだろう?そのようなお悩みを持つ飼主さまへ、愛犬に理解してもらいやすいコツとやってはいけないトレーニング方法を述べてみました。

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その指示を愛犬は理解できていますか?

クエスションマークと首をかしげた犬

基礎的な指示を愛犬に教える理由

犬を家族に迎えたら、どのご家庭でもお座りや伏せや待てなどの、基礎的な指示を愛犬に教えると思います。

大体の飼い主さまは、基礎的な指示を教えなくてはいけない理由は分からないけれども、何となく愛犬に教えた方がいいと思っていらっしゃるのではないでしょうか?

この何となくが、実はとても大切なのです。

愛犬に基礎的な指示を教えることで、愛犬にこれから起こりうる問題行動を未然に防げたり、愛犬との絆も深まったりするため、基礎的な指示は必ず愛犬を家族に迎えたら教えてあげた方が良いのです。

例えば、お座りができるようになったら、どのようないいことがあるのでしょうか?

来客が来て愛犬が大喜びで飛びついたとします。犬好きな方なら嬉しいかも知れませんが、少しお行儀が悪い行動です。そのようなときに、「おすわり」と言って愛犬を座らせたら、お客様に飛びつけなくなります。

このように、基礎的な指示は愛犬との生活をより豊かにできる魔法の言葉なのです。

教えるコツを掴むことが大切

見つめ合う女性とダックスフンド

多くの飼い主さまは、愛犬が基礎的な指示を理解しないと、「うちの子は、頭が他の犬に比べて悪いのかもしれない・・・」などと思われるようです。

犬種や愛犬の気質により、基礎的な指示を覚えやすい子と覚えにくい子はいますが、教える側がコツをつかめば、愛犬はきちんと理解してくれるようになります。

愛犬に教えるコツを「おすわり」で説明していきたいと思います。

意識すべき「3つのコツ」

1つ目は、家族全員が同じ言葉を使ってください。
「おすわり」「すわれ」「sit」など、家族全員がばらばらの言葉で愛犬を座らせようとしてもうまくいきません。愛犬は言葉を理解できないので、「おすわり」「すわれ」や、「sit」は全く違う指示となってしまいます。

2つ目は、怒るときに絶対に使わないでください。
愛犬が好ましくないことをしたときに、愛犬を呼び「おすわり」と言い、座らせて叱ると、愛犬は「おすわり」=自分に悪いことが起きると学習してしまいます。

3つ目は、「おすわり」と言って座ったら必ず褒めてあげてください。
褒め言葉(よし、goodなど)を言ってからご褒美をあげ、愛犬が「おすわり」と言われて座ったらいいことがあるのだと覚えさせてあげましょう。

おやつは学習速度を速める

ご褒美は、愛犬が大好きなおやつが一番学習速度を速めます。おやつの使い方の簡単な説明をします。

最初は愛犬が指示を通りの行動をしたら、小さくしたおやつを毎回あげてください。
できるようになってきたら、2回に1度や3回に1度と少しずつおやつをあげる回数を減らしていきます。
ただ、ずっとおやつがもらえないと指示に従わなくなることもあるので、できるようになっても、たまにご褒美としておやつをあげることがとても重要です。

最後のコツは、最初から「おすわり」と言って座る犬はいません。毎日の練習の積み重ねが必要となります。あせらずに愛犬と楽しみながら練習をしてください。

まとめ

飼い主の指示でおすわりをする犬

お座りや伏せ、待てなどを、ドッグトレーニングでは基礎トレーニングと言い、必ず最初に教える大切な指示です。ちょっとしたコツをつかむだけで、愛犬の学習が加速することもあります。

大切なことは一貫性のあるやり方で、根気よく焦らず少しの進歩でも喜ぶ気持ちです。愛犬との生活をより豊かにするために、あきらめず楽しみながら練習をしてみてください。

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