アメリカの犬の飼い主を対象にアンケート調査
犬を家族に迎える時の楽しみのひとつは名前を決めることではないでしょうか。これはどこの国の飼い主も同じなようで、ペットの名前ランキングはペット関連のメディアの定番の話題でもあります。
先ごろ、アメリカのドッグトレーニングの情報サイトPupBoxが犬の飼い主2,005人を対象にして、愛犬の名前をどのように決めたかについてのアンケート調査を実施しました。
愛犬の名前はどうやって決めましたか?
まず愛犬に名前をつける時に考慮した、愛犬の特徴の上位に挙げられたのは次の3つでした。
- 犬の性別 51%
- 犬の性格 49%
- 犬の体のサイズ 42%
愛犬の名前のカテゴリーでは次の3つに大きく分かれました。
- ルーシー、チャーリーなど人間と同じ名前 36%
- ファイド(忠実)フラッフィー(ふわふわ)など伝統的な犬の名前 32%
- クッキー、オレオなど食べ物の名前 28%
多頭飼いの場合、テーマを決めて名前をつけるか?その場合のテーマは?という質問もありました。最も人気のあったテーマは、ポップカルチャーのアイコンやキャラクターで74%を占めました。例をあげると、ルークとレイア、ミッキーとドナルドといった感じです。
また68%の人が、ユニークで他にあまりない名前の方が印象に残りやすいと回答しています。さらに10人中6人はペットの名前で飼い主がどんな人が判断することがあると答えました。
飼い主のうち85%という大多数の人が、愛犬に少なくともひとつのニックネームをつけたことがあると回答しました。そのうち3分の2の人々はニックネームの方を頻繁に使うということでした。
名前に関連する他のことでは、半数以上(55%)の人が愛犬が自分自身の名前を覚えるのに2週間以上かかったと答え、「名前を教えることが一番たいへんだった」と答えた人の数とほぼ一致していました。
日本で人気の犬の名前と比べると?
こうして見てみると、具体的な名前こそ日本と少し違っていますが「どこの国の飼い主さんも同じようなことをしているんだな」とクスッと笑えますね。
ペット保険の会社が調査した犬の名前ランキング2021年版でも、ベスト3はムギ、ココ、ソラといった犬らしい名前で、ランキングに入った他の名前ではモカ、チョコ、マロン、キナコといった食べ物の名前、そしてハナ、サクラ、リクといった人間と同じ名前が並んでいました。
愛犬に食べ物の名前をつける場合、アメリカでも日本でもスイーツ系の名前が多いのは「食べてしまいたいくらい可愛い」という気持ちの表れかもしれませんね。
愛犬にニックネームをつけたり、いろんな呼び方でもはや元の名前の形をとどめていないというのもよく見聞きする例です。ペットの前ではデレデレになってしまうのも世界共通の飼い主あるあるのようです。
まとめ
アメリカのドッグトレーニングの会社が行った犬の名前のつけ方についてのアンケート調査をご紹介しました。
犬の名前は1日に何度も口にする言葉になるので(もしかしたら、最も多く口にする言葉かもしれませんね)飼い主さんが心地よく呼べる名前で、さらに犬にとっても聞き取りやすく他の言葉と紛らわしくないものが理想的です。
犬が自分の名前を聞いた時に怖い思いや嫌な感じを持つことがないよう、名前を呼ぶことは常に良い経験と結びつけてあげることも大切ですね。
【参考URL】
https://talker.news/2022/03/21/study-reveals-why-in-dogs-name-people-choose-the-names-they-do-for-their-pets/
https://www.anicom-sompo.co.jp/special/name_dog/dog_2021/