1.体のサイズに合っていない
犬のトイレを選ぶ上で、まず大切なポイントが「愛犬の体のサイズに合っているか」ということです。
室内にトイレを設置する場合、あまり邪魔にならないように小さめのサイズを選びたくなる気持ちもわかりますが、犬の体に対して小さすぎるものはNGです。
体の大きさに対して小さいと、排泄をしたときにはみ出してしまうことも多く、トイレトレーニングがスムーズに進まなかったり、無理な姿勢で排泄をさせることになったりします。
そうしたことが続くと、足腰に負担をかけることになってしまうので注意しましょう。
また、大きすぎるトイレも犬が落ち着かず、排泄の場所が定まらないということもあります。
トイレトレーニングの最初の段階では、失敗を防ぐためにトイレシートを広く敷いておくといいとされていますが、トイレを覚えた後は犬の体に合った大きさにしましょう。
トイレの上で犬がくるっと回ることができて、無理なく排泄の体勢が取れる程度のサイズを選びましょう。
2.入り口や外枠の段差が大きい
室内にトイレを設置している場合、トイレシートをそのまま置いている人はそれほど多くないでしょう。
シートを固定しておくためにトイレトレーを使っている人がほとんどだと思いますが、枠の部分が高すぎるものはあまりおすすめできません。
トイレの出入りのたびに段差をまたぐ必要がある場合、子犬や老犬の場合は足腰の負担になるだけでなく、精神的な負担にもなります。
その結果、トイレをできるだけ我慢するようになってしまうことがあります。
トイレを我慢することで、膀胱炎などのトラブルを引き起こす恐れもあるので、犬がストレスを感じないようなトイレを用意してあげることが大切です。
3.安全面での配慮がされていない
近年では、様々な種類のトイレが販売されています。
おしっこの飛び散りを防ぐために壁がついていたり部屋のようになっていたりするものもありますし、トイレシートが破れないように床面にメッシュがついているものなどもあります。
しかし、部屋のようなタイプのものは、犬が排泄をするときに窮屈な体勢になってしまうことがあります。
さらに、メッシュの目が粗いものだと犬の足や爪がひっかかって怪我をしてしまうことも。
快適さや使いやすさだけを求めすぎると、安全面がおろそかになってしまうこともあるので、両面から考えて適切なものを選ぶようにしましょう。
また、トイレトレーの場合は拭いたり洗ったりしやすく、清潔さを保ちやすいものを選ぶのもおすすめです。
細工の多いトイレは、細かい部分に排泄物が入り込んで残ってしまうことが多く、においが発生したり菌が繁殖してしまったりすることもあるので、気をつけてください。
犬が落ち着かない場所に設置するのはNG
トイレトレーやトイレシーツの種類ではありませんが、トイレを設置をする場所にも配慮が必要です。
排泄中は無防備な状態になるので、動物にとってとても気を使う瞬間でもあります。
そのため、犬が落ち着いて排泄をできるように、人の出入りがあるドアの近くや騒がしいテレビのそばなどを避けて、設置してあげることをおすすめします。
まとめ
犬にとって、排泄中は無防備な状態になることもあり、実はとても神経を使う場所でもあります。
そのため、愛犬に与えるトイレトレーやトイレシートも、安心して使えるものを選んであげることが大切です。
さらに、トイレの設置場所も重要なポイントとなるので、しっかりと配慮してあげましょう。