犬が飼い主に『催促』をしている時のサイン6選!
犬は飼い主さんに対して色々な要求があります。お散歩やオヤツ、遊んでほしい時や甘えたい時など、それはそれは沢山あることでしょう。時には「早く!急いで!」と催促してくることもあるようです。どんな行動で私たち飼い主に伝えてくれているの確認していきましょう。
1.前脚でチョンチョン
「ねぇねぇ、ちょっと」と言わんばかりに前脚でチョンチョンとタッチされたことはありませんか?可愛らしいこの仕草は何か飼い主さんに要求がある時のサイン。オヤツが食べたい時や甘えたい時に多いように思います。
なかなか要求が通らないと催促するように前脚にこもる力も強くなり「早くしてー」と力強くチョンチョンしてくることもあります。
2.吠える
いわゆる「要求吠え」ではありますが、催促している時に吠えることもあります。お散歩やおやつなど準備に手間取っていると「早くして!」と、吠えることも。また、あまり構ってあげられない時に構ってほしいと吠える犬もいるようです。
3.お腹を見せてくる
コロンと転がってお腹を見せてくるのは服従のポーズとも言われていますが、飼い主さんに甘えたい時に見せてくれるポーズでもあります。ほとんどのケースが「お腹を撫でてほしい」と催促しているよう。遊びに誘ってくる時もお腹を見せてくることがあります。
4.頭を押し付けてくる
飼い主さんの体に頭をグリグリ押し付けてくるのも催促している時のサイン。こちらも飼い主さんに甘えたい時や構ってほしいという欲求が強い時にする行動です。撫でてほしい、抱っこしてほしい、遊んでほしいなど思っているのかもしれません。
5.背中を見せてくる
愛犬が飼い主さんのそばにきて、ちょこんと背中を向けてオスワリすることはありませんか?
犬が背中を向ける相手は信頼している人のみ。最大級の信頼のサインとも言われていますが、催促のサインであることもしばしば。撫でてほしい時やマッサージをしてほしい時に、背中を向けて座りおねだりすることもあるようです。
6.口元を舐めてくる
犬が飼い主さんの口元を舐めるのもよく見られる光景ですよね。犬は子犬だったころ母犬の口周りを舐めて食べ物をおねだりしていました。その名残から成犬になっても飼い主さんの口元を舐めて、ご飯やオヤツを催促していると考えられています。
ただし、犬にとって体を舐め合うという行為はスキンシップのひとつ。飼い主さんに対する深い愛情表現のひとつでもあります。
適切な対処法は?
犬が催促してくるということは当然、飼い主さんに対して要求したいことがある時。どんなに可愛い催促のサインであったとしても、その都度要求に応えていてはいけません。
催促されるたびに要求に応えていてはワガママが増長してしまう可能性もありますし、行動自体もエスカレートしてしまうことがあります。
愛犬の運動量に合ったしっかりとしたお散歩をしている、ご飯も適量与えコミュニケーションの時間も足りている上で、マガママな催促をしてきた時には対処法を考えたほうが良いと思います。
愛犬が何をどうして催促しているのかしっかりと見極め、ワガママな催促でないのであれば要求に応えるようにしましょう。
無視をする
「ちょっとワガママだな」と感じる催促のサインであれば、改善できるように対処していきましょう。
対処法のひとつが「無視」になります。愛犬が催促するサインをしてきたら無視をして下さい。愛犬がどの行動に対して無視をされているのか理解しやすいように、催促のサインが続いている間は無視を続けましょう。
犬は家族である飼い主さんに無視をされることはとても辛いことです。ワガママな行動をとっても良いことはないと、学んでもらうためのしつけになります。
飼い主さん自身も可愛い愛犬を無視するのは少し辛いことですよね。無視をする時のポイントは徹底的に無視をすることとなっていて、愛犬を視界に入れずどんな行動にも反応することなく無視をしなければいけません。
なかなか難しい時は別室に移動してしまったほうが上手くいくと思います。ワガママな催促のサインを止めることが出来たらしっかりと褒めてあげましょう。たくさん褒めてあげることで「ワガママを止めると褒めてもらえる」と学習してくれるはずです。
まとめ
全ての催促のサインがワガママな訳ではないので見極めが重要となります。長いお留守番を頑張った後に甘える仕草を見せるのは、もちろんワガママではありませんよね。
また「催促してくる」と言うことは、お散歩の時間やコミュニケーションの時間が足りていないという可能性もあります。日頃から愛犬との信頼関係を築き、改善すべき点はどこなのかしっかりと見極めましょう。