犬への叱り方、間違ってませんか?5つの『絶対NGな叱り方』

犬への叱り方、間違ってませんか?5つの『絶対NGな叱り方』

しつけの一環として、愛犬を叱らなくてはいけないこともあります。その場合には、間違った叱り方をしないように注意が必要です。間違った叱り方は、愛犬との関係悪化を招く恐れがあります。この記事では、犬への『絶対NGな叱り方』をご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

愛犬に間違った叱り方をしていませんか?

スリッパをくわえるトイ・プードル

犬が人と幸せに暮らしていくためには、しつけが必要です。今流の犬のしつけは褒めて伸ばすのが基本。正しい行動を繰り返し褒めて、学習させていくのです。

しかし、ときには愛犬を叱らなくてはいけない場面もあります。そのときに間違った叱り方をしてしまうと、愛犬との信頼関係が崩れてしまうかもしれません。もしそうなった場合、愛犬が飼い主さんに怯えるようになったり、攻撃的になったりする可能性があります。

この機会に犬への『絶対NGな叱り方』を知り、愛犬に間違った叱り方をしていないかチェックしてみましょう。

犬への『絶対NGな叱り方』は?

叱られる黒い犬

1.怒鳴ったり叩いたりする

犬がよくない行動をしたときに、飼い主さんが怒鳴ったり叩いたりしても、犬は何でそうされているのか分かりません。

犬は自分がしたことと、怒鳴られたり叩かれたりすることを結びつけて理解することができないからです。「〇〇をしたから叱られた」とは考えられず「急に怒鳴られた、叩かれた」という状況になってしまうのです。

怒鳴ったり叩いたりして飼い主さんは叱ったつもりでも犬には伝わらず、恐怖心が植えつけられ、信頼を失ってもおかしくありません。

恐怖心で犬が萎縮してしまったり、攻撃的になったりする恐れがあるので、怒鳴ったり叩いたりして犬を叱るのは絶対にやめましょう。叩くフリをするのもNGです。

2.マズルを掴むなどする

首の後ろを掴んで押さえつける、無理やり仰向けにする、マズル(口吻)を掴むといった叱り方は、昔はよしとされていました。しかし今は、絶対NGな叱り方となっています。

どれも行動学的な根拠はなく、犬に不快感や恐怖を与えるだけです。犬が自分の身を守ろうとして噛みつくこともあります。

3.名前を呼んで叱る

犬を叱るとき、つい「〇〇(犬の名前)、ダメ!」と、犬の名前を呼んで叱ってしまいがちです。

しかしこの叱り方を続けていると『名前=叱られる、嫌なことが起こる』と犬が学習し、名前を呼んでも反応しなくなってしまうことがあります。そうなってしまうと、いざというときに呼び戻しができなくなってしまいます。犬を叱るときは、名前を呼ばないように注意しましょう。

4.無理やり目を合わせる

人は大切な話をするときに、相手の目を見て話すことが多いです。しかし犬の世界において相手の目を見つめるのは、ケンカを売ったり買ったりするときです。

そのため飼い主さんに目を見つめられながら叱られると犬は不安になり、目をそらします。そうやって犬は敵意がないことを示し「これ以上叱らないで」と伝えているのです。それにもかかわらず「ちゃんとこっちを見なさい!」と無理やり目を合わせようとすると、犬を怖がらせてしまいます。

ちなみに叱られている状況ではないときに、犬が穏やかな表情で飼い主さんの目を見つめてくるのは愛情表現です。

5.時間が経ってから叱る

犬の短期記憶は30秒〜120秒で、10秒程で記憶が消えてしまうこともあると言われています。そのため犬を叱るときは、よくない行動をした瞬間か直後でなくてはいけません。時間が経ってから叱っても意味がないのです。

例えば、留守番中のいたずらを飼い主さんの帰宅後に叱っても、犬は「さっきいたずらをしたから叱られた」と理解することはできません。犬を叱るときは、タイミングにも注意しましょう。

まとめ

しょんぼりしたジャック・ラッセル・テリア

今回は犬への『絶対NGな叱り方』を5つご紹介しました。叱ることは褒めることよりも難しいです。間違った叱り方をしてしまうと犬にきちんと伝わらず、信頼関係が崩れることにもなりかねません。

犬への正しい叱り方は、よくない行動をした瞬間か直後に「ダメ」「ノー」「イケナイ」など短い言葉を低いトーンできっぱりと言うことです。

犬は叱るよりも、褒めてしつけるほうが効果的でうまくいきやすいです。褒めて伸ばしていくことを基本とし、叱らなくてはいけない場面では正しく叱るようにしましょう。

また,いたずらしそうなものは片付けるなど、愛犬を叱らずにすむように環境を整えることも大事です。

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