犬が迷子になったら?必ず知っておくべき『適切な対応』を解説

犬が迷子になったら?必ず知っておくべき『適切な対応』を解説

愛犬が迷子!そんなトラブルに見舞われたら、取り乱してしまう飼い主さんがほとんどでしょう。ですが慌てているうちに事態が悪化してしまうことも。適切な対応について学んでおきましょう。

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忘れないで!まず連絡すべき2箇所

電話のボタンを押す手

愛犬が迷子になってしまったら、とにかく一刻も早く探しに行きたい気持ちはやまやまですが、その前にまず下記の2箇所には連絡をしておきましょう。

1.保健所

第1は保健所(地域によっては動物愛護センターなど)です。言わずもがなですが、迷子犬が発見された場合、通報を受けて迷子犬を保護・収容するのは保健所になります。

愛犬が迷子になったことを保健所にあらかじめ伝えておくと、似た特徴の子が保護・収容された際に連絡をくれます。保健所に伝えるべきことは下記のような内容になります。

  • 犬の特徴(犬種、性別、年齢、毛色、首輪や洋服など)
  • 鑑札(番号がわかれば鑑札番号も)やマイクロチップの有無
  • 連絡先

また保健所によっては、収容されているわんこの写真をインターネット等で閲覧できるようにしている場合もあるので、あわせて確認しておきましょう。

2.警察署

次に警察署です。警察署が直接迷子犬を保護することはまれですが、迷子犬を保護した人が警察に届け出を出している可能性があります。この場合、迷子犬も「遺失物(落とし物)」の扱いとなっていますので、管轄は各警察署の会計課になります。

注意したいのは、わんこは私たちが思っているよりも長い距離を移動できるということです。自治体の境界付近で迷子になってしまった場合はもちろんですが、そうでない場合でも隣接した地域の保健所や警察署にも連絡をしておくのがベターです。

次の一手!とにかく情報発信を

SNS

迷子になってしまった愛犬を見つける鍵はとにかく「情報」です。幸いなことに情報化社会となった現代では、一般人でも情報発信の場がたくさんあります。情報を上手く使いながら効率的に愛犬を捜索しましょう。

1.SNSの活用

愛犬が迷子になってしまったら、とにかくその旨をSNSに投稿しましょう。「拡散希望」のタグを付けたうえで愛犬の写真や特徴、迷子になってしまった状況をできる限り詳細に発信すると、フォロワーさんやたまたま閲覧した人が拡散してくれる可能性が高まります。

SNSのアカウントを持っていない場合は、知人に代理で投稿してもらうのも1つの方法です。広範囲から目撃情報が集まるのはもちろんのこと、本当にすばらしいことに迷子になった地点付近の人が投稿内容を見て、捜索を手伝ってくれるパターンも少なくありません。一度SNSに投稿したら捜索状況の近況や捜索結果、協力へのお礼を継続してしっかり発信することも大切です。

2.貼り紙・ポスターの掲出

SNSと比較するとアナログな方法に見えますが、貼り紙・迷子ポスターの掲出ももちろん意味があります。SNSを利用しない世代も多く利用するような近隣のスーパーマーケット、愛犬・愛猫家が集まる動物病院など、思いつく限りのところに掲出をお願いしましょう。

ただもちろん、無断で掲出するのはNGです。必ず許可を取ったうえで、なるべく多くの人の目に触れる場所に掲出してもらいましょう。

3.ペット探偵の依頼

愛犬が迷子になってしまったら、とにかく近隣をしらみつぶしに探し回ることになりますが、自分たちだけでは捜索に限界があります。そんなときに活用したいのがペット探偵です。

ペット探偵には迷子犬捜索のノウハウがありますから、素人よりも効率的に捜索をしてくれます。もちろん依頼料はかかってしまいますが、藁をもつかむ思いの中では心強い存在となるでしょう。

もしものときに役立つ備え

迷子札をつけた犬

もしも愛犬が迷子になってしまったら…。想像したくもない状況ではありますが、日ごろの備えが「もしも」のときに役立つことは多々あります。一度「もしも」を考えてみることはとても大切です。

1.迷子札

自治体から発行される鑑札を身に着けておくのはもちろんですが、同じくらいもしくはそれ以上に大切なのは迷子札の装着です。

迷子札はさまざまなタイプが市販されていますが、何よりも大切なのは「その子が保護されたときに飼い主さんの連絡先がわかること」です。そのためにも飼い主さんの電話番号や住所が記載できるものを選ぶと良いでしょう。

2.マイクロチップ

今年2022年6月に施行される改正動物愛護管理法により、犬猫へのマイクロチップの装着が義務化されます。

マイクロチップには飼い主さんの情報が埋め込まれているため、愛犬が保護された場合に飼い主さんの連絡先がわかります。それは鑑札番号でも同様ですが、鑑札や迷子札と違ってマイクロチップは紛失のリスクが低いため、より確実性が増します。

3.ペット保険

ペット保険もさまざまな種類がありますが、もちろん「ペットが迷子になるリスク」を保障してくれる保険はありません。

「ではなぜペット保険?」と思うかもしれませんが、ペット保険の中にはペットが迷子になってしまったときに探偵が駆けつけてくれる捜索サービスを行っているものがあります。いざというときに探偵会社探しから始めなければならないタイムロスを考えると、登録しておいて損はありません。

まとめ

張り紙の犬

いかがでしたでしょうか?愛犬が迷子にならないような環境づくり・対策をしておくことはもちろんですが、どんなに対策をしていても不慮の事態はいつ何時襲ってくるかわかりません。

起こさないための予防策はもちろん重要ですが、起きてしまったときの対処法を知っておくことも同じくらい大切です。

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