犬が寝たふりをするときの心理とは？
1.叱られている時間が早く終わって欲しい
叱っているときに目を閉じていたり、横になって寝ようとしたりする犬に、余計に腹を立てた経験がある飼い主さんがいると思います。
犬は人間の言葉を完全に理解することはできません。
しかし飼い主さんが怒っている、緊張した空気を感じることはできます。
犬は緊張した時間が早く終わってほしいと思い、飼い主さんに落ち着いて欲しいという気持ちを表現しているようです。
2.自分を落ち着かせたい
散歩の途中で立ち止まって動かない、歩こうと急かすとなぜか目を閉じている…。
そのようなとき犬はそっちは嫌だと言っているのでしょう。
この先に行くと良いことがないとわかっていると、人間はとりあえず深呼吸などをして気分を落ち着かせようとします。
犬も良いことがないから今からでも落ち着けておこうとしているのです。
3.褒めてもらいたい
犬の寝顔はとてもかわいいですよね。
飼い主さんは寝たふりをする犬を見て「かわいい」と撫でてあげた、面白いから撮影したことはありますか？
犬はこの仕草をすれば褒めてもらえるんだと学習します。
寝たふりをして褒められた経験があれば、飼い主さんにかわいがってもらうのが目的でやっている可能性が高いです。
寝たふりをする犬にどう接したらいいの？
叱るのは短めに
イタズラして長時間が経過していては、犬は叱られたことを理解できません。
叱るなら「ダメ」「イケナイ」と短く済ませ、散らかしているものがあれば片付けましょう。
あらかじめ部屋を整理してイタズラしにくい環境にしておくのは大切です。
体調が悪いかどうか調べる
眠くて寝ているだけなら問題ありませんが、散歩やごはんまでも拒否して寝ていたら体調不良かもしれません。
おかしいと感じたら動物病院を受診してください。
まとめ
犬は表現の仕方が人間と少し違うことところがありますが、持っている感情は同じです。
愛犬が「寝たふり」をするのは、自分にとって嫌な状況なのでやり過ごしたい、早く終わればいい、という心理の場合がほとんどのようです。
また、たまたま寝たふりをした時に褒めてもらえたのを覚えていて、褒めてもらいたいがためにやっている可能性も。
このような犬側の感情を理解すれば、寝たふりの愛犬を目にしたときにイライラせずに済みそうですね。
