️散歩コースを変える「メリット」
脳の活性化
変化のない単調な散歩では、刺激が足りず、犬の脳の衰えは加速していきます。
時々散歩コースを変えてあげると、新しいニオイや音が脳に刺激を与え、犬の気持ちを前向きにしてくれます。
散歩は犬の認知症予防に有効とされており、脳の活性化によって、更なる効果が期待できます。
散歩の満足度向上
折角犬と散歩に行くなら、マンネリしてつまらない時間より充実した楽しい時間を過ごして欲しいという思いは、飼い主なら誰でも抱くはずです。
犬の探究心をくすぐるような散歩コースは、散歩に対する満足度が高まります。
健康的な疲労から寝つきが良くなるため、長距離を歩かなくても、夜はぐっすり眠ってくれるようになります。
ストレス軽減
毎回同じ散歩コースを歩いていると、犬の縄張り意識を強めることとなり、テリトリーを犯されると、ストレスが溜まってしまいます。
散歩コースを変えると、犬の縄張り意識が和らぎ、自然とストレスが軽減されるのです。
犬の気持ちが安定して問題行動が減ると、飼い主のストレスも軽減されるので、まさに「一石二鳥」と言えるでしょう。
️散歩コースを変える「デメリット」
怖がりな犬には不向き
犬種を問わず、変化を嫌う怖がりな犬にとって、散歩コースを変えることはストレスになります。
外特有の生物がいたり、環境の違いはあるため、恐怖を感じている様子があれば頻繁に散歩コースを変えることは控えましょう。
神経質になる
他の犬との距離が近かったり、工事の音や車の音など、犬が好まないような刺激ばかり受けてしまうと、神経質な性格に育ちやすくなります。
人間が気にならない出来事であっても、犬には嫌な記憶として染み付いているのかもしれません。
️散歩コースを決めるときの注意点
皆さんが犬の散歩コースを決めるとき、気を付けているポイントはありますでしょうか。
行き当たりばったりのコース設定ではなく、最低限、事前に押さえておきたい注意点は以下4点です。
- 交通量が少なく、安全な道かどうか
- 人通り騒音が少ない道かどうか
- 見晴らしが良く、広い道幅かどうか
- 除草剤が撒かれていないかどうか
散歩中の事故を防ぐために、犬の散歩に適した安全な散歩コースかどうか、あらかじめ下見をしておくと安心です。
️「リードショック」の危険性
犬が望まない行動をした際、リードを引っ張って犬を驚かせることを「リードショック」と呼びます。
何らかの理由によって、散歩中、犬が歩かず座り込む状況があったとしても、リードショックでのしつけはやめましょう。
犬の首には、重要な器官が集まっています。
リードショックは愛犬との信頼関係失墜、身体の損傷に繋がる可能性など、弊害がいくつもあります。
️まとめ
散歩が犬に与えるプラスの影響力は、計り知れません。運動以外に「日光浴」「筋力維持」など、健康面で大きな役割を果たしています。
総合的に見て、犬が嫌がることがなければ、散歩コースはランダムに少しずつ変更しましょう。
犬が戸惑うので、毎回変える必要はありません。
歩く速度の調整や危険エリアへの侵入の制御は、飼い主主導で行うようにしてください。