どんな気持ち?犬がお尻を振りながら歩く3つの理由
愛犬がお尻をフリフリと振りながら歩いている様子を見ると、なんだか愛らしいですよね!いったいどのような気持ちでお尻を振っているのでしょうか。ここでは犬がお尻を振りながら歩く時に考えられる心理状態を3つご紹介します!
1.楽しくて興奮している
心理状態が影響してお尻を振りながら歩いている時、犬は「楽しい!」と興奮していることが多いです。
例えば、他の犬と一緒に遊んでいたり、飼い主さんに遊んでもらっていたり、散歩が大好きな犬であれば、飼い主さんと散歩していることに楽しさを感じて興奮している犬も多いでしょう。
楽しい気持ちを抑えることができず興奮状態に入ると、自然とお尻が左右に振れてしまうのです。人間の子どもが楽しさで興奮を隠しきれず、ついスキップしてしまったり歩き方が軽快になったりする行動と似ています。
2.嬉しいことがあった
嬉しいことがあった時もお尻をフリフリと左右に振ることがあります。楽しくて興奮している時に比べると歩き方は落ち着いていることが多いでしょう。
例えば、飼い主さんに思う存分スキンシップをとってもらったり、飼い主さんと散歩を楽しめていることを喜んでいる時などに見られることが多いです。
多くの犬は、飼い主さんと時間を共有できていることに対して喜んでいることが多いので、チラチラと嬉しそうに飼い主さんにアイコンタクトを送ることも珍しくありません。
3.遊んでほしい
犬は相手に「遊ぼう!」と誘いをかけたり、遊んでほしいと甘えたりする時、姿勢を低くしてお尻を高く上げた状態で左右に振ることがあります。
一見、「相手を威嚇しているのかな?」と勘違いしてしまう人もいますが、まるで遊びに誘うようにぴょんぴょんと軽く跳んで見せたり、表情が明るかったりと警戒とは別の行動や仕草、態度が見られるはずです。
このような仕草が見られたら、ぜひ時間を作って遊んであげましょう。散歩中、他の犬にこの行動を起こした時は、相手の犬の反応を見て一緒に遊ばせるか否かを見極めてください。相手の飼い主さんに「大丈夫ですか?」と尋ねると安心です。
お尻を振りながら歩く時は病気にも注意!
犬の心理が影響してお尻が振られている場合、基本的にポジティブな感情が働いていることが多いです。しかし、常にお尻を振りながら歩いていたり、ある日を境に突然お尻を振りながら歩くようになった場合は、注意が必要です。
もしかすると病気を発症していたり、怪我をしている可能性が考えられるからです。お尻を振りながら歩く時に考えられる病気は以下の通りです。
- 肛門嚢炎
- 股関節形成不全
- 肛門付近の皮膚炎や腫瘍
- 会陰ヘルニア、鼠経ヘルニア
肛門に関する病気の場合、時折肛門を気にする素振りを見せたり、お尻を舐めたり、床にこすり付けるような行動を見せたりするようになります。このような症状が見られたら、なるべく早く動物病院を受診しましょう。
また、股関節形成不全は特に大型犬に見られることが多い傾向にあります。対策として、肥満にならないよう食事量を管理するという方法がありますが、遺伝的な要因が強いため、少しでも違和感を覚えたら早急に病院へ相談してください。
会陰部や鼠径部にヘルニアができる病気の場合、発症当初は皮膚がぼこっと盛り上がったように見える部分があったりなかったりを繰り返すことが多いです。ヘルニアとは正常位置から何かがはみ出ること言いますが、会陰部や鼠径部の場合は腸や膀胱、脂肪がはみ出ることが多く、はみ出るボリュームが大きくなってしまうと違和感が起こります。
まとめ
いかがでしたか。犬がお尻を振りながら歩く時、多くの場合はポジティブな感情が影響しているものと思われます。しかし、常時お尻を振りながら歩いている場合は、病気の可能性も考えられるので動物病院を受診してください。