なぜ犬は人の喧嘩を止めたがるのか?仲裁に入る3つの心理とは

なぜ犬は人の喧嘩を止めたがるのか?仲裁に入る3つの心理とは

人同士で喧嘩が発生すると、犬が仲裁するかのように間に入り込んでくることはありませんか?実はこの行動には、犬のさまざまな心理が隠されているんです。犬が仲裁に入る3つの心理をご紹介します。

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喧嘩を止めようとするとき、犬はどんな行動をするの?

飼い主の間に入る犬

犬が人同士の喧嘩を止めるとき、下記の4つの行動が主にみられます。

  • 喧嘩している人に向かって吠える
  • 喧嘩している人を舐める
  • 喧嘩している人の間に入り込む
  • 様子を伺うように、周りをうろうろする

人同士が喧嘩をしているとき、犬はその不穏な雰囲気を瞬時に察知します。「あれ?なんか雰囲気が悪いぞ?」「飼い主さんが怖い顔をしている」などと周囲を観察し、不穏な雰囲気を払拭するようにさまざまな行動によって喧嘩を止めようとします。

では、なぜ犬は人の喧嘩を止めようとするのでしょうか?

犬が仲裁に入るのはなんで?その心理3つをご紹介

男の子と犬

1.集団行動の秩序を保ちたいから

犬は大昔のオオカミの時代、集団行動で生活をする動物でした。そのため、仲間同士の喧嘩は集団行動の秩序が乱れることになります。いつ外敵に襲われるか分からない野生の世界において、仲間同士の喧嘩は命に関わる重大なことです。

その名残が、人間と暮らすようになった今の犬にも残っているのかもしれません。今は外敵に襲われる危険性はほとんどありませんが、家族という集団の秩序を守るために、人の喧嘩を仲裁していると考えられます。

2.不穏な雰囲気がストレスに感じるから

犬も人間と同じで、不穏な雰囲気や気まずい空気感などをストレスに感じる動物です。とくに一日の大半を過ごす家は、穏やかで落ち着いた環境でいてほしいものです。

そのため、自分自身の不安やストレスを和らげるためにも、「不穏な雰囲気を出さないで!」と喧嘩を仲裁するような行動をとります。

3.家族の悲しい顔を見たくないから

今まで一緒に暮らしてきた中で、犬は飼い主さんの嬉しい顔や楽しい雰囲気、悲しい顔、怒っている顔などさまざまな表情や雰囲気を見てきています。そのため、「飼い主さんが喧嘩をする=悲しい顔や怒っている顔になる」ということも学習しています。

犬は、飼い主さんの悲しい顔や怒っている顔を見たくありません。そのため、「悲しい顔をしないで」「怒らないで」という心理のもと、喧嘩の仲裁に入り込むのです。

まとめ

家族と犬

「人同士の喧嘩だから犬には関係ないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、それは全く違います。犬は飼い主さんとの生活の中で、「喧嘩をしている=飼い主さんが悲しい顔になる」という感情を読み取ります。

そしてそれは「喧嘩をしている=良くないこと」と学習するのです。そのため、飼い主さん以外の人であっても仲裁に入ることもあります。

愛犬にストレスを与えないよう、なるべく愛犬の前では喧嘩をしないようにしたいですね。

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