1.お手入れが行き届いている
犬の体のお手入れは、ブラッシングやシャンプー、爪切り、耳掃除、足裏の毛のカット、肛門腺絞り、目やに取りなど多岐に渡ります。
それらのお手入れは、犬の清潔や健康を保つために必要なものです。
しかし、日々忙しく過ごしている飼い主にとっては、面倒に感じたり負担になったりすることもあると思います。
大変な中でも、しっかりとお手入れをするのは、愛犬に対する愛情があるからではないでしょうか。
お手入れを怠ることで、愛犬の健康を害する恐れもあるので、それをきちんと理解して対応している飼い主は、愛犬への深い愛情があるのだと思います。
2.社会性がある、しつけがされている
人や犬をはじめ、外で出会うさまざまなものに対して落ち着いて接することができる犬は、小さな頃にたくさんの経験をして社会性を身につけていることが考えられます。
社会化トレーニングを含め、しつけをきちんされている犬は、飼い主から大切に育てられていることが多いと思います。
「厳しくしつけをするのは可愛そう」という人もいます。
けれども、どのような状況でも落ち着いて快適に過ごせるように、社会のルールや家庭でのマナーを教えてあげることはとても大切なことです。
そうしたことが、結果的に犬がストレスなく楽しく過ごすことや、周囲の人から愛されることにつながるのです。
愛犬に対して深い愛情を持っている人こそ、しっかりと犬に向き合いしつけを行っているのだと思います。
3.迷子対策がしっかりとされている
愛犬のことを大切に考えている飼い主は、万が一の可能性を考えてさまざまな危機管理を行っています。
特にわかりやすいのが、犬が迷子になったときのための対策ではないでしょうか。
首輪に迷子札や鑑札をつけていたり、首輪そのものに電話番号が入っていたり、マイクロチップを入れていたりと、色々な方法があります。
これらの対策を行っているということは、飼い主から大切にされていると考えられます。
4.飼い主のそばでリラックスしている
犬が飼い主からきちんと愛情を受けている場合は、その飼い主のそばで穏やかな表情でいたり、リラックスした様子を見せたりします。
極端な話で言うと、お手入れやしつけがしっかりされていても、それは飼い主が対外的な見え方を気にしていたり、自己満足のために行っていたりする場合もあるのです。
残念ながら犬への理解や愛情はあまりなく、「可愛くてきれいな犬を飼っている自分」が大切な飼い主も存在します。
そのような環境で育つ犬は、緊張していたりストレスを感じていたりすることが多いので、飼い主のそばにいても不安げな態度を取ることがあります。
その反対に、飼い主のそばでのびのびとした様子を見せたり、リラックスして過ごしていたりする犬は、飼い主からたっぷり愛情を受けていると考えられます。
まとめ
飼い主の愛情を受けている犬の特徴として、ここで紹介したもの以外にも「穏やかで人が好き」「明るくて遊び好き」などの傾向があると言われることがあります。
しかし、対外的な性格は必ずしも「可愛がられている証拠」と言い切れるものではなく、その犬が本来持っている気質が大きく影響します。
ここで挙げた特徴も含め、どれかひとつの特徴だけを見て、可愛がられているか可愛がられていないかを判断することはしないようにしましょう。
攻撃性を持っていたり体にトラブルがあったりする犬でも、可愛がられていないというわけではありません。
その犬の気質をしっかりと理解して適切な対応を取り、健康を維持するためのできる限りの努力をしている飼い主はたくさんいます。
そのため、外から見ただけで、愛されているか否かを勝手に決めつけるようなことはしないようにしてくださいね。