一目惚れした犬を衝動買いしてはいけない理由
私は生後7カ月のポメラニアンの子犬に一目惚れをして家族に迎えました。
「一目惚れ=衝動買い」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
一目惚れをして家族に迎えた愛犬と過ごして10年が経ちました。
そんな私が「一目惚れした犬を衝動買いしてはいけない理由」を解説するのには、殺処分される犬を無くしたいという思いがあるからです。
ぜひ皆さんにも一緒に考えてもらいたいのです。
1.子犬の毛色は変化する
真っ白でふわふわな子犬に一目惚れをして衝動買いをしたとしましょう。その子犬は1年後も真っ白でふわふわでしょうか。
いいえ、そうとは限りません。子犬の毛色は変化します。
突然、しっぽの先に黒い毛が混じることがあります。マズル周りが黒っぽくなることがあります。
真っ白だと思っていたのに実はクリーム色だった、なんてことがあります。
うちのポメラニアンはオレンジセーブルという毛色だと言われました。実際にはほぼクリーム色です。子犬の頃はもっと濃いオレンジが混じっていたようにも思います。
子犬の毛色に一目惚れして衝動買いするのはいけないのではないでしょうか。
毛色が変化しても愛情は変化しない!という覚悟と責任が必要だと思います。
2.その姿のままではない
トイプードル、ミニチュアシュナウザー、シーズーなど、延々と毛が伸び続ける犬種があります。
みなさんがよく目にする姿は、トリミング(被毛をカットすること)によって美しく保たれた姿です。
その姿に一目惚れして衝動買いすると「こんなはずではなかった…」ということが必ず起こります。
定期的にトリミングに連れて行かなければなりません。月に1回が目安です。
トリミングの費用は3000円~10000円程度でしょうか。サロンやトリマーによって異なります。
「自分の生活もギリギリなのにトリミングにお金がかかるから保護施設に渡した」
このような話を聞いたことがあります。高齢の一人暮らしの男性でした。
ドッグフードなら大容量で1000円くらいだから…と考えていたそうです。トリミング代や医療費など思わぬ費用がかかってしまったのでしょう。
犬に一目惚れをすることがあると思います。そんな時は、その犬のことをよく調べてください。
被毛をカットするためのトリミング代なのであれば、必要な犬と不要な犬がいます。延々と伸びる犬にとっては欠かしてはならない要素です。
3.飽きる
一目惚れした犬を衝動買いしてはいけないのは「飽きる」ということが起きるからです。
一目惚れをした理由は「見た目が可愛い」「仕草や行動が可愛い」がほとんどです。
赤ちゃんのうちは何だって可愛いです。歩くだけでよちよちして可愛いです。つまずいて転ぶ姿だって可愛いです。
しかし、常に可愛いわけではありません。可愛い顔して悪さをすることがあります。物を破壊することがあります。
私も大切な物をボロボロにされたことがあります。家中の壁紙を剝がされたこともあります。
一目惚れは必ず飽きます。違う一面を目にした時、苛立ちから犬を手放したいと感じます。
犬はアクセサリーや服やバッグではありません。飽きたから買い替えるなんてことはできません。
まとめ
一目惚れした犬を衝動買いしてはいけない理由を3つ解説しました。
- 子犬の毛色は変化する
- その姿のままではない
- 飽きる
一目惚れは基本的に「見た目に惚れること」ですよね。
しかしその犬がどんな性格なのか、何が得意で何が苦手なのか、一緒に暮らしてみなければ分かりません。
飼い主さんの中には「一目惚れして…♡」と、愛犬との出会いを話される方もいます。
きっとそれは、これまでにも犬と暮らした経験があるからなのでしょう。
最も危険なのは、初めて犬を飼う人が一目惚れした犬を衝動買いすることです。