愛犬にイライラしてしまう…考えられる3つの原因
大切な愛犬なのに、なぜかやることに対して無性にイライラしてしまう…という飼い主さんは少なくありません。なぜ愛犬にイライラしてしまうのでしょうか。イライラしてしまう時に考えられる原因を紹介します。
1.いたずらなど悪いことをされた
いたずらなど明確に飼い主にとって「悪いこと」とされると、やはり腹が立つという人は多いです。汚れた状況を綺麗に片付けなければいけない手間が増えることも一因でしょう。
また、これまでに何度も同じことで「ダメでしょ」と叱っているのに再び同じ過ちを繰り返されたり、毎日のように「悪いこと」をされたりすると、「こんなに言っているのに」と自分が見下されているような気分になるという人もいます。
今まで自分1人で暮らしていた環境に、犬という言葉が通じない相手が一緒に暮らすことになるのです。こうした「自分にとって都合が悪いこと」をされることでイライラしてしまう機会が増えることは珍しくありません。
2.飼い主の言うことを聞いてくれない
しつけや悪さをした際の反応を見て「飼い主の言うことを聞いてくれない」と感じて、イライラする飼い主も少なくありません。何度も同じことを言わされている状況に「何度言えばわかるの」と腹が立つ飼い主も多いです。
これは、自分の中に無意識ですが「人間(飼い主)の方が立場が上である」という意識が強く根付いていることが原因だと考えられます。
たしかに家の主人は飼い主です。しかし犬も家族の一員であり、言葉が理解できない上、持ち合わせている能力や習性も人間とは大きく異なることを理解しなければいけません。
「人間の言葉がわからず、持ち合わせている能力も異なるのに、こんなに頑張って人間の社会で生きて行こうとしてくれている」と考えると、ちょっとした失敗についても冷静に考えられるようになりませんか。
3.心にゆとりがない
そもそも愛犬とは関係なく、現在置かれている状況に疲れていたり、体調を崩していたりすると心にゆとりがなくなり、ちょっとしたことでイライラするようになります。
例えば、仕事が新しい環境に変わった時や妊娠中、子どもが生まれて不眠が続いている時など、心にゆとりがなくなると、今まで許せていた愛犬の失敗にもついイライラしてしまうという人は少なくありません。
心にゆとりがなくイライラしている場合は、できる範囲でその原因となるものと少しの時間でもいいので距離を置き、心を休めることが大切です。こうした変化は心が悲鳴をあげているサインでもあるので、見て見ぬ振りせず対応しましょう。
これだけはやめて!絶対にしてはいけないNG行為
もしも愛犬にイライラしてしまった場合、まずは自分がなぜイライラしてしまっているのかを突き止めてみてください。
最近、体調が悪かったり疲れで心に余裕がなくなったりしているために、ちょっとしたことでイライラしてしまうのかもしれません。また、愛犬が何度もいたずらをし、しつけが上手くいかないことにイライラしているのかもしれません。
原因を突き止めたら、それぞれの原因に合った対処法を考えてみましょう。しつけが自分だけではうまくいかないという場合は、しつけ教室に通ってみるのも1つの手段です。
また心に余裕がない場合は、一度疲れやストレスを取り除くために、自分に合ったストレス解消法を試してみるのも良いでしょう。
怒鳴ったり暴力を振るう行為は絶対にダメ!
イライラする感情に任せてつい大声で怒鳴りつけたり、叩いてしまったりする飼い主がいますが、これは愛犬に対して恐怖を植え付ける行為です。飼い主に対して愛情や信頼ではなく、恐怖を覚えてしまうため絶対にやめてください。
犬から見ると、自分より大きな体格の人に大きな声で上から怒鳴りつけられたり、叩かれたりする行為は非常に怖い体験です。
愛犬とは正しい信頼関係を築くことがとても大切なので、イライラした時は一度愛犬から離れて深呼吸するなど、冷静さを取り戻すよう心がけてください。
犬は人間ではないので基本的に言葉が通じません。また、学習能力も犬によって大きな差があることを理解しなければいけません。
「早くしつけを完了させたい!」などと焦ってしまうと、余計に心のゆとりがなくなってしまうので、のんびり少しずつ進めることができればOKと考えましょう。
まとめ
いかがでしたか。基本的に愛犬にイライラしてしまうのは、自身の心にゆとりがないからだと考えられます。なぜ心にゆとりがなくなっているのか、その原因を考え、一度心を休められるような対応を検討してみてはいかがでしょう。