春に注意すべき『犬の病気』4選!危険な症状から予防策まで

春に注意すべき『犬の病気』4選!危険な症状から予防策まで

『春に注意すべき犬の病気』についてまとめました。どのような症状が起こるのか、すぐに病院に行くべき危険な症状、行うべき予防策など解説します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

春に注意すべき犬の病気

ダックスの菜の花

1.花粉症

春は犬も花粉症になります。スギやヒノキなどの植物の花粉がもたらすアレルギー疾患です。

次のような症状に注意してあげてください。

  • アレルギー性鼻炎による「鼻水」「くしゃみ」
  • アレルギー性結膜炎による「涙」「目ヤニ」「目の痒み」
  • アレルギー性皮膚炎による「皮膚の赤み」「耳の赤み」「痒み」

痒さから皮膚や目をかきむしってしまうことがあります。

耳から茶色っぽい耳垢が大量に排出されたり、異常なニオイが発生したりすることがあります。涙や目ヤニの量が普段よりも多くなりやすいです。

症状の悪化を防ぐための予防策は、花粉が飛散しにくい場所をお散歩することです。

そして、家の中に花粉を持ち込まないようにしましょう。

  • 気温が高い日
  • 湿度が低い日
  • 風が強い日
  • 雨上がりの晴れた日

このような日は花粉が飛散しやすいです。

花粉の付着を少しでも防ぐため、服を着せてお散歩するとよいと思います。

2.寒暖差による体調不良

春は寒暖差が激しく、犬が体調を崩しやすくなります。

  • 交感神経が強く働きすぎてしまう
  • 何もしていなくても体力を消耗してしまう
  • 便秘になりやすくなる
  • 軟便や下痢をしやすくなる
  • 胃腸の働きが弱くなり消化不良になりやすくなる
  • 嘔吐をしやすくなる
  • 食欲が低下する

下痢や嘔吐を繰り返す場合には、すぐに病院へ行きましょう。脱水症状を起こす可能性が高い危険な症状です。

寒暖差による体調不良の予防策は、毎日の気温や湿度を把握することです。

気温が高い時間にお散歩に行く、気温が低い時間は防寒服を着てお散歩に行くなどしましょう。

朝晩は室内も冷え込むことがあります。暖房を利用したり、防寒服を着せたり、ケージやベッドには暖かいブランケットを敷くなどしましょう。

3.フィラリア症(犬糸状虫症)

予防薬(緑色の容器)とチワワ

春はフィラリア症への感染予防を始める時期です。

地域によって異なる場合がありますが、基本的には4月~12月までの期間、定期的な予防薬の投与や予防注射の接種をしなければなりません。

蚊が媒介する病気で、予防や治療をせずにいると死に至ります。

予防策を適切に行えば100%防ぐことができる病気です。予防方法には次のようなものがあります。

  • ジャーキー
  • チュアブル
  • 錠剤
  • 粉薬
  • 滴下薬
  • 注射

ジャーキーやチュアブルはおやつ感覚で与えることができる、犬が喜ぶお薬です。基本的には月1回タイプです。

錠剤や粉薬は犬が嫌がりやすい予防薬ですが、他と比べて価格が低く、経済的な負担を減らすことができます。

基本的には月1回タイプですが、2カ月~3カ月に1回タイプもあります。

滴下薬はフィラリア症とノミ・マダニの寄生をまとめて予防することができるものが一般的です。

注射は半年に1回タイプ、1年に1回タイプなどあります。どちらも価格は他と比べて高めです。

4.ノミ・マダニの寄生

春はノミ・マダニの繁殖と寄生が活発化します。予防策は予防薬の定期的な投与で、適切な間隔で投与するとほぼ100%防ぐことができます。

基本的に1年を通して予防が必要です。

冬の間は予防しなくても大丈夫と考える飼い主もいるようですが、繁殖力が衰えるだけで寄生しないわけではありません。

ノミもマダニも吸血します。犬の体で過剰に繁殖した場合、皮膚のアレルギー症状を起こしたり、貧血を起こしたりすることがあります。

ノミ・マダニの寄生で病院へ行く犬が春になると急激に増えますが、基本的には1年を通して予防が必要であるということを知ってほしいです。

まとめ

ポメラニアンと桜

春に注意すべき犬の病気を4つ解説しました。

  • 花粉症
  • 寒暖差による体調不良
  • フィラリア症(犬糸状虫症)
  • ノミマダニの寄生

フィラリア症やノミ・マダニの寄生は、虫よけスプレーでは予防策になりません。

ホームセンターでは、蚊よけのための首輪やノミ取りのための首輪というものが販売されていますが、持続力と効果の安定性に問題があり、ほぼ効果はないと考えてよいです。

正しい予防策をとる場合は、かかりつけの獣医師の指導を受けてください。

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