犬を飼うのは大変なこと!?
テレビ番組や映画、インターネット動画などで犬と暮らすご家族の様子を見ていると、それはそれは可愛らしく幸せそうな生活に見えますよね。実際に公園などで犬連れの家族を見ると、とても楽しそうで犬好きな方は羨ましくなってしまうかもしれませんね。
テレビやネットで見る犬は「見せても良い一面」がほとんど。実際に犬を飼ってみると大変なことは多くあります。初めから全ての犬がとても賢く従順な訳ではありません。
飼い主さんがしっかりとしつけをすることから始まり、愛犬と信頼関係を築き、生活環境や生活リズムを整えるまでは大変なこともいっぱいです。
「慣れてしまえば大丈夫」と頭では分かっていても、なかなか辛いこともあるかもしれません。犬を飼ってから慣れるまでに大変だったことを確認していきましょ。
犬を飼うと激変する暮らし 慣れるまで大変だった『4つのこと』
1.トイレのしつけ
犬を迎え入れたその日から始まるしつけが「トイレトレーニング」になります。
なかには「お家に少し慣れてから…」と考える飼い主さんもいらっしゃるようですが、それは良くありません。家中どこでもトイレをする習慣がついてしまうので、余計にしつけが難しくなってしまいます。
トイレトレーニングは愛犬にトイレの場所を覚えてもらうことや、粗相をしてしまった場所はしっかりと掃除をしてニオイを残さないようにするなど、色々と教える際のポイントがありますが、覚えてもらうまでには2~3週間から長い個体だと1ヶ月程度かかることもあります。
基本的にその間はあまり愛犬から目を離さず、おしっこの気配を感じたらトイレの場所まで誘導することが必要になるので飼い主さんの時間は削られます。
また、粗相は必ずと言っていいほどしますのでその都度の掃除もなかなか大変です。愛犬がトイレを覚えてくれるまでは、バタバタとした時間が流れることが多いと思います。
2.掃除や洗濯
犬を飼うと家の中も汚れがち。家の中の掃除は犬を飼う前とでは勝手が違うものになるはず。粗相の失敗はフローリングであれば、消臭効果のある物で拭き掃除できますが、ソファや絨毯であればその都度洗濯しなければいけません。
抜け毛が多い犬種であれば被毛の掃除も頻度が上がります。もちろん「愛犬だけのお家」となるケージやサークルも清潔を保つために小まめなお掃除が必要ですし、毎日遊ぶオモチャも洗ってあげなければいけません。
床は大きな絨毯であればお洗濯が大変です。ジョイントマットであれば汚れた部分だけを洗うことが出来るので楽に時短でき、毎日のケージの掃除には使い捨て出来るシートタイプの物を使用するなど「楽に手早く清潔に出来るもの」を見つけることも必要です。
3.イタズラへ対策
犬はとても好奇心旺盛な生き物です。子犬であれば余計に気になるものがいっぱい。目に見えるもの、ニオイが気になるもの、なんでもカミカミしてしまいます。
これは私たち飼い主から見ると「イタズラ」ではありますが、犬にとっては単なる好奇心であって、興味の対象がどんなものなのか知りたいだけ。悪いことをしているという認識は全くありません。
そしてその好奇心は、飼い主さんの想像を上回るようなイタズラに発展してしまうことも。どうしてもイタズラされたくない大切な物は、愛犬が絶対に届かない場所に置く、噛まれたくない物にはイタズラ防止用のスプレーを使用するなどしましょう。
それでも防ぎきれないイタズラもありますし、何よりも愛犬がケガをしてしまうようなイタズラに繋がると危険です。しつけでもしっかりと「してはイケないこと」を教えてあげましょうね。
4.生活リズムの変化
犬を飼うと生活リズムに変化が生まれる方もとても多いです。
しつけやお散歩、体のケアなど愛犬のために使う時間はなかなか多いもの。季節によってはお散歩も、夏場であれば涼しい早朝や夕方以降、寒い季節であれば日の当たる時間帯に行くなど「時間」に気を使う必要がでてきます。
生活リズムに関しては、慣れてしまえば「早寝早起きの習慣がついた」という飼い主さんがとても多く、犬を飼ったことでのメリットのひとつと言えます。
まとめ
新しい家族となる愛犬との生活には、慣れるまで大変と感じることが多々あると思います。特に子犬であれば、非常に好奇心が旺盛で何をしでかすか分かりません。
ですが、ある意味「慣れるまでの時間」は特別なものでもあると思います。犬は成長するスピードが早く、あっという間に成犬になり年齢と共に行動も落ち着いてくるもの。この特別な時間も愛犬と共に楽しく乗り越えられると良いですね。