犬が肥満になるNG習慣
1.ごはんの分量を量らない
ドッグフードの分量を量らずに与えるのは犬が肥満になるNG習慣です。
適正な量よりも多くあげてしまうとカロリーオーバーを積み重ねてしまいます。
その結果、消費しきれなかったカロリー分が脂肪として蓄えられてしまいます。
2.家族みんながそれぞれおやつを与える
ごはん以外におやつを食べる習慣がある場合、犬が肥満になりやすいです。
最も注意したいのが、おやつを家族みんながそれぞれ与えることです。確実にカロリーオーバーを起こします。
ドッグフードの分量をしっかり量って与えていたとしても無意味になってしまうでしょう。おやつで余計なカロリーを摂っているためです。
幼い家族や高齢の家族がいる場合、こっそりおやつを与えているということがあります。
人間の食べ物を与えてしまっている可能性も高いです。
3.歯磨きガムを与える
意外でしょうけれど、犬を肥満にさせる原因は歯磨きガムを食べるという習慣にもあります。
原料は主に牛皮ですが、米粉・デンプン・チキンエキスなどが含まれているものもあり、高カロリーです。
市販されている歯磨きガム(超小型犬用)1本約35kcalを毎日食べる習慣がある場合、1カ月で1000kaclを超えます。1年では約12600kcalです。
1日の量やカロリーは少ないかもしれませんが、習慣化すると肥満の原因になります。
犬のデンタルケアには歯ブラシや歯磨きシートを使うのが基本です。歯磨きガムは時々与える程度にしましょう。
どうしても毎日歯磨きガムを与えたいのであれば、そのカロリーの分をドッグフードから減らすことで肥満を予防することができる可能性があります。
4.外食をする
ドッグカフェで外食をするのは、犬が肥満になるNG習慣です。
犬用の料理やスイーツが豊富ですよね。人間でも食べられる食材や調味料が使われています。
犬に安全なもので薄い味付けがされているのでしょう。
- ハンバーグ
- お寿司
- ミートボール
- ワッフル
- ショートケーキ
- プリン
見た目は人間の料理やスイーツと変わらない本格的なものですし、犬用のコース料理があったり、お正月にはおせちがあったりもします。
お誕生日や記念日など特別な日だけなのであればよいかもしれません。
ドッグカフェに行くことが習慣化すると肥満になりやすいので注意が必要です。
犬が急激に太る病気
犬が太る原因はNG習慣だけではありません。病気が原因で急激に太ることがあります。
副腎皮質機能亢進症
シニア犬や老犬に多く、「クッシング症候群」とも呼ばれています。
副腎という臓器からホルモンが分泌されるのですが、その分泌量が過剰になってしまう病気です。
お腹がぽっこりと張るようになり、お水を大量に飲むことでおしっこの量や回数が多くなるなどします。
突然死してしまうこともありますので、早目の受診が必要です。
肝臓疾患
肝臓の機能に異常が起こると、肝臓が肥大することでお腹がぽっこりと膨らむことがあります。
さらに病気が進行して肝不全を起こした場合には、腹水によってさらに大きく膨らみます。
腹水によって体重の増加がみられるのが特徴です。
甲状腺機能低下症
甲状腺の機能が低下すると急激に太る場合があります。運動をすることを嫌がり、あまり食べないのにどんどん太ってしまいます。
これは甲状腺ホルモンの分泌が悪く、新陳代謝が落ちてしまうことが原因です。脱毛することもあります。食べないのに太る、元気がなくてだるそうにしているなどの症状があれば、様子を見ないで早めに受診が必要です。
まとめ
犬が肥満になるNG習慣を4つ解説しました。
- ごはんの分量を量らない
- 家族みんながそれぞれおやつを与える
- 歯磨きガムを与える
- 外食をする
毎日しっかりお散歩をしていても肥満になる犬がいます。やはり食べすぎが原因なのです。
犬が自らごはんやおやつを用意して食べることはありません。飼い主から肥満になる量を与えられているのです。