犬アレルギーが発症する原因は?
犬アレルギーは犬の毛やフケ、唾液などをアレルゲンとしたアレルギー症状のことです。毛やフケ、唾液などのアレルゲンが人間の体の中に入ると、体の免疫機能がアレルゲンを排除しようと過剰反応することでアレルギーの症状があらわれます。
咳やくしゃみ、目の痒みや充血などは軽い症状とされ、治療せずに放置すると下痢や嘔吐、めまい、呼吸困難などと症状が悪化します。
犬を触ると咳やくしゃみが出たり、犬と同じ部屋にいるだけでも目が痒くなったりするなど、人によって症状やシチュエーションはさまざまです。毛を触ることは無症状なのに唾液を触ると症状があらわれるという方もいます。
犬アレルギーの改善方法は?
結論から言うと、犬アレルギーの改善や完治は難しいといわれています。そのため、医療機関では症状の緩和を目的とした治療が行われます。そしてこの治療と並行して、ご家庭内でできる改善方法を実践することが大切となります。改善方法4つをご紹介します。
1.犬を清潔に保つ
アレルゲンを減らすために、愛犬を清潔に保ちましょう。こまめなブラッシングは抜け毛やムダ毛を取り除くことができ、月に1回の定期的なシャンプーは皮膚を清潔に保ち、フケを防ぐことができます。また、散歩から帰ったあとも体や足の裏をきれいに拭いてあげましょう。
これらのお手入れは愛犬を清潔に保つだけでなく、コミュニケーションの一環にもなります。
2.部屋を清潔に保つ
部屋の中を浮遊している毛やフケなどのアレルゲンを取り除き、部屋を清潔に保ちましょう。とくに愛犬ベッドやクッション、毛布などはこまめに洗濯し、天日干しすると効果的です。
3.うがいと手洗い
アレルゲンの体への侵入を少しでも防ぐために、うがいは必ず行いましょう。また犬を触った手で顔や目を触ると、犬アレルギーの症状が悪化する恐れがあります。こまめに手を洗うようにしましょう。
4.犬が入ることができる部屋を決める
犬アレルギーの症状を和らげるには、愛犬との接触をなるべく少なくすることです。とは言っても、大好きな愛犬を撫でたり遊んだりしたいですよね。
そのため、犬が入れる部屋と入れない部屋を作ると良いでしょう。入れる部屋はリビング、入れない部屋は飼い主さんの寝室やキッチンなど。このようにご家庭内での犬の移動範囲を制限することで、犬アレルギーの症状を緩和することができます。
まとめ
犬アレルギーを発症すると、愛犬との生活が困難になることがあります。そのため犬を迎い入れる前に、家族全員が犬アレルギーの検査をすることをオススメします。
犬アレルギーは完治が難しいと言われていますが、発症したあとも薬の服用や生活環境によって愛犬と楽しく過ごすことができるため、積極的に改善方法を試してみましょう。