愛犬に愛のこもった手作りおもちゃを…でも注意が必要!
最近ではペットショップだけでなく、ネット通販やペット専用の雑貨店、さらに100円ショップなどでも犬のおもちゃを購入することが可能です。
しかし、飼い主さんの中には「愛情のこもったプレゼントをあげたい」とおもちゃを手作りしたり、コストを少しでも抑えるため簡易的なおもちゃを手作りしたりする人も多いでしょう。
しかし犬が使うおもちゃを手作りする際は、しつけの面や安全面に十分配慮する必要があります。もしも誤って飲み込んでしまうと最悪の場合、腸閉塞などにより死に至る危険性もあるからです。
犬に絶対NGな『手作りおもちゃ』4選
愛犬に手作りおもちゃを作ってあげたいと思っている方は、犬に絶対NGな手作りおもちゃの特徴を事前に頭に入れておき、危険性があるおもちゃやしつけに悪影響を及ぼすようなおもちゃは避けましょう。
1.装飾を取り付けたおもちゃ
「愛犬にあげる手作りおもちゃは可愛らしいおもちゃにしたい」と考える飼い主さんも少なくありません。装飾品としてボタン、レース、紐、リボン、鈴などをつけることは多いでしょう。しかし、あまりにもジャラジャラとたくさんの装飾を取り付けたおもちゃは、犬に不向きです。
犬は基本的におもちゃを噛んで遊ぶことが多いです。そのため、装飾品が多くついていると噛んだ拍子に口の中に入ってしまい、誤飲してしまう恐れがあります。
また、取り付けている装飾品によっては皮膚に傷をつけてしまう恐れもあるため、手作りする際は、なるべく表面が滑らかに(突起などがない状態)するよう意識してください。
2.生地が破れやすいぬいぐるみ
裁縫が得意な人は、手作りおもちゃにぬいぐるみを作ってあげるという人もいるでしょう。愛犬によく似た犬のぬいぐるみなどはプレゼントにも喜ばれますよね。
しかし犬が扱うぬいぐるみは、丈夫な生地でなければ危険が伴います。犬の噛む力は非常に強いため、通常の生地ではすぐに破れてしまいます。
生地が破れると中の綿が飛び出し、犬が誤飲してしまう危険性があります。綿は窒息だけでなく、消化不良や腸閉塞などの危険な症状を引き起こす危険性があります。ぬいぐるみを作る際は使う生地に気をつけましょう。
3.丸飲みできるサイズのおもちゃ
犬が口にくわえた際、スルッと丸飲みできてしまうサイズのおもちゃは危険です。中には「口より少し大きいサイズのおもちゃ」を手作りする飼い主さんも多いですが、こうした「少し大きいサイズ」は、時に口の中へとすっぽりと入ってしまうことがあります。
犬は想定外の力の強さや能力、そしてトラブルを引き起こします。おもちゃを手作りする際は、自分が想定しているよりもオーバーに安全性を考慮した作りにすることが大切です。
4.おもちゃとそうでないものとの区別が付きづらいおもちゃ
手作りおもちゃに使う素材や物によっては、おもちゃとそうでないものを区別しにくくなり、しつけの面で悪影響を与える恐れもあります。
例えば、使い古した靴下を新しい手作りおもちゃに採用した場合、「おもちゃ」として渡した靴下と現在使っている靴下の区別が付かず、まだ使い古していない新品の靴下も噛みちぎってしまう恐れがあります。
このように、手作りおもちゃは「いたずら」と「遊び」の区別がつきにくくなるデメリットが生じやすいので、しっかり区別できるような作りにしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬に手作りおもちゃを与える際は、今回紹介したような注意点を守り、安全面やしつけに悪影響を及ぼさないような作りにすることが大切です。
もちろん、手作りするというアイデアは素晴らしいことなので、安全に配慮して好奇心を満たしてあげられるような、素敵なおもちゃを作ってあげてくださいね!