犬にも利き手があるって本当!?
より高い頻度で使う手のことを「利き手」と言います。
愛犬の普段の様子を思い返してみると「そう言えば、こっちの手をよく出してくるなぁ…」と感じませんか?
- 「お手」と言った時にどうしても右手しか出してこない
- 飼い主を呼ぶ時にちょんちょんと出してくる手はいつも左手だ
- 左手を使って器用にドアを開けることができる
このような出来事があるのではないでしょうか。
犬は左利きが多い!?
オーストラリアの大学が行った研究では、3年に渡って270頭の犬の利き手に関しての調査が実施されました。
その結果はこちらの通りでした。
- ごくわずかに両利きの犬がいる
- 右利きの犬は50%ほど
どのような方法による研究だったのかが気になるところです。
「『お手!』と言われて最初に出す手は、右と左のどちらが多いか」という方法は、私も愛犬たちに試したことがあります。
犬は右利きと左利きのどちらが多いのか、といった研究は数多く行われているようです。
しかし、結果にはかなりのバラつきがあります。
人間のように「ほとんどが右利き(約90%)」という結果ではないことは確かです。
使役犬の利き手は!?
警察犬などの使役犬は人間の左側に立って働くように訓練されます。
なぜ左側に立つという決まりがあるのかは分かりませんが、犬には左利きが多いからなのではないか?という説があります。
盲導犬には右利きが多いとされているのですが、試験に合格した犬のほとんどが右利きであったから、ということが理由のようです。
同じ使役犬の中でも「警察犬は左利き方がよい」「盲導犬は右利きの方がよい」など、仕事内容によって「こちらの方がよい」ということがあるのかもしれません。
愛犬の利き手を調べる方法
あなたの愛犬にも必ず利き手があると思います。
もしかすると、両利きかもしれません。
自宅で簡単にできる確認方法をご紹介します。
以下にご紹介する方法は、一度きりではなく、必ず複数回行ってください。
1日の中で何度か行い、どちらの手が利き手かを推測してもよいです。
「1日1回」を1週間行い、どちらの手が利き手かを推測するのもよいと思います。
犬の頭にテープを貼る
犬の頭(耳の間の辺り)にテープを貼ります。
「どちらの手で取ろうとするのか」を調べることで、利き手を推測することができます。
セロハンテープやガムテープは被毛に絡みつきやすく、剥がす時に痛い思いをさせてしまう恐れがあります。
マスキングテープなど粘着力の弱いテープを使用しましょう。
犬に手を差し出す
犬にお座りをさせます。しっかりアイコンタクトをしてください。
「お手」は言わなくてよいです。言葉は何も発しなくてよいです。
ただ犬の前にそっと手を差し出してください。
「どちらの手を乗せてくるのか」を調べることで利き手を推測することができます。
おやつを手の中に隠す
犬の目の前で飼い主の手の中におやつをひとつ握ります。
どっちに入っているかを当てるゲームをします。
「どちらの手を乗せてくるのか」を調べることで利き手を推測することができます。
まとめ
愛犬の利き手を調べる方法を3つ解説しました。
- 犬の頭にテープを貼る
- 犬に手を差し出す
- おやつを手の中に隠す
私の愛犬Sは、ハーネスをつける時に必ず左手から通します。そして、なぜか左手は自分で通すことができるのに、右手は私が通してあげなければなりません。
愛犬Wがハーネスをつける時は、どちらの手も自分で通すことができ、必ず右手を通してから左手を通すという順番が決まっています。
単なる癖かなと思うので利き手を調べる方法としてはご紹介しませんでしたが、もしかすると推測できる方法のひとつかもしれません。
あなたの愛犬がハーネスをつける時、どちらの手から通していますか?