犬が外に出るのを嫌がる時に考えられる5つの心理
犬がお散歩に行くことを嫌がる日はありませんか。いつもは喜んで散歩に行くのに、なぜかある日突然、外に出るのを嫌がる…。そんな時は、必ず何か理由があります。
ここでは犬が外に出るのを嫌がる時に考えられる理由や真理をご紹介します。
1.1つ前の散歩で怖いことが起きた
前日は嬉しそうに散歩へ行っていた愛犬が、突然散歩を嫌がるようになった場合、1つ前(前日、あるいは朝など)の散歩で、何か「怖い」と思うような出来事があったのかもしれません。
飼い主にとっては何てことないことでも、犬にとっては非常に恐ろしい出来事に思えることはたくさんあります。臆病な犬の場合には、いつも通っているルートに自分が苦手と感じる犬の臭いがついていただけでも嫌がることがあるほどです。
2.外から聞きなれない不安な音が聞こえる
外から聞きなれない音が聞こえるなど、不安を感じるような音が外から聞こえている日は、「外に行きたくないな」「散歩に行ったら、怖いことが起こるかもしれない」と警戒心が強まり、外に出るのを嫌がる犬は少なくありません。
特に、いろいろな音をまだ聞いたことのない子犬の場合は、工事の音や雨の音、風の音、パトカーのサイレンなどに怯え、外に出ることを嫌がる犬もあ多いです。
3.首輪や服装に不満を感じている
普段から散歩に嫌がるような態度を見せる場合は、首輪やいつも着せられている服に不満を感じているのかもしれません。
例えば、首輪が自分の首の太さにあっていないため、実は苦しいと感じていたり、着たくないのに散歩の時に服を着せられる、といった不満です。
首輪は必ず愛犬の首のサイズにあった物を選ぶようにし、散歩中は無理にリードを引っ張り首を絞めるような行為はやめましょう。また、服は必要でなければ着せる必要はありません。防寒対策や皮膚病対策など、必要な時にのみ着せるようにしましょう。
4.性格的に家にこもっているのが好き
犬は散歩や外に出ることが大好き!と思う人は多いですが、性格や考え方は犬によって様々です。散歩が大好きな犬もいれば、散歩を「面倒くさい」「行きたくない」と思う犬もいるのです。
長い間、散歩を嫌がるような態度や面倒くさそうな態度を見せている場合は、性格的に家にこもっているのが好きな犬なのかもしれません。
しかし、散歩に行かないと運動不足になってしまいます。適度な運動は欠かさず行い、なるべく散歩に良いイメージを持ってもらえるよう、おやつを用意して出かけるなど工夫すると良いでしょう。
5.体調不良や怪我による痛み
ある日突然、散歩へ行きたがらなくなり1日座っている時間が長く、立つ時にゆっくり慎重に立ち上がるといった変化が見られる場合、体調不良を感じていたり、足に痛みが走るなど体に違和感を覚えている可能性があります。
犬は言葉で体の違和感を伝えることができません。そのため、こうした日々の変化や行動の違和感などから病気や怪我の有無を発見することが大切です。
このような兆候が見られた場合は、無理に散歩へ連れて行くのではなく、かかりつけの動物病院に相談しましょう。
犬が外に出るのを嫌がる…解決するコツはあるの?
犬が外に出るのを嫌がる時は、まず怪我や体調不良といった異変が生じていないか確認しましょう。その日の行動や仕草の変化などを思い返し、心当たりがある場合は病院へ連れて行くべきです。
それ以外の場合は、以下の方法やコツを意識して散歩に誘ってみると良いでしょう。
- 家の玄関外まで出て気持ちが落ち着くまで待ってみる
- おやつを使って少し外を歩かせてみる
- いつもとは違うルートを歩かせてみる
- 飼い主は毅然とした態度と楽しそうな雰囲気を心がける
- 首輪や服は愛犬に合ったものを選ぶ
犬の中には外に出ること自体が面倒くさいと嫌がる犬もいるため、一度玄関の外に出てしまうと、案外すんなり歩いてくれる犬も多いです。
また、おやつを使って少し先まで歩かせてみる、という方法も良いでしょう。散歩に良いイメージを持たせることができますし、少し歩いて「安全だ」と分かれば、その後も積極的に歩いてくれるようになる可能性も高いです。
また、飼い主が面倒くさそうな態度や嫌そうな態度を取っていると、それだけで犬は散歩に行くことを嫌がるようになることもあります。飼い主は不安がったり嫌そうな態度を取ったりせず、散歩を楽しむことを心がけてください。
まとめ
いかがでしたか。犬が散歩を嫌がる時、必ず理由があります。それがある日突然起こったことであれば、なおさらです。今回紹介した理由や心理を参考に、愛犬が散歩に対してポジティブなイメージを持てるよう工夫してみましょう。