愛犬の異変にすぐ気付こう!体の調子が悪い時のサイン10選
犬は体の調子が悪い時、顕著に仕草や行動にあらわれます。愛犬が出すサインに気付くこと、またいつもと違う仕草に気付くこと、これらを見極めることは病気の早期発見や予防につながります。
犬が体の調子が悪い時に出しているサインは下記の10個です。
①ぐったりしている
②運動を嫌うようになる
③体に触られることを嫌がる
④異常に体を舐める、または掻く
⑤異常に頭を振る
⑥嘔吐や下痢をしている
⑦水を大量に飲むようになる
⑧ご飯を食べなくなる
⑨呼吸が荒い
⑩体重が急激に増えた、もしくは減った
これらのサインがみられたらすぐに体の調子が悪いと推測し、よく観察しましょう。場合によっては命に関わることもあるかもしれません。
愛犬が体の調子が悪そう…飼い主さんがするべきこととは?
愛犬の仕草に異変を感じたとき、飼い主さんはなにをするべきなのでしょうか?
実は、先ほど挙げた10個のサインのうち「心配しなくていいサイン」と「注意が必要なサイン」に分けることができます。
1.心配しなくていいサイン
10個のサインのうち、①ぐったりしている②運動を嫌うようになるに関しては、実は「単に疲れている」「眠い」「運動したくない」などの感情が込められている場合があります。
この場合は病気の心配はないといえるでしょう。人間と同じように犬は感情豊かな動物なので、その日の気分によってぐったりしていたり寝ていたりすることもあります。少し休んでその後いつも通りならば問題はありません。
ただし、ぐったりしていたり運動を嫌う理由が「体に痛みを感じるため」だった場合は、すぐに動物病院で診てもらう必要があります。その見極めはとても難しいですが、普段の愛犬の仕草や行動と比較して判断していきましょう。
2.注意が必要なサイン
10個のサインのうち、③~⑩は病気やケガをしている可能性があります。命に関わる重大な病気である恐れがあるため、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
例えば⑨の呼吸が荒い場合は、早急に動物病院に連れていきましょう。呼吸が荒くなる原因にはいくつかありますが、「心臓が悪い」「肺炎や気管のトラブル」「熱中症」「貧血」などがあげられます。どれも早急な対応が必要で様子を見ていると命にかかわることです。
そのほかの理由もできるだけ早めに動物病院で診察を受けた方がよいサインになります。
まとめ
犬はオオカミとして集団で生活していた大昔、自分の体調不良やケガを敵にバレないよう隠すという本能がありました。
現在、ほとんどの犬はペットや愛玩元として暮らしているのでその本能は薄れているでしょうが、本能が強く残っている犬種や野性味が強い犬種はいまだに体調不良を隠すことがあるかもしれません。
犬の「体の調子が悪い時」は、原因は多岐に渡ります。いつもの仕草や行動と比べて、少しでも異変を感じたら獣医師さんに診てもらってくださいね。