トリミングが必要な犬種としなくてもいい犬種との違いは?
皆さんの愛犬は、定期的にトリミングサロンに行っていますか。犬によっては、頻繁にトリミングサロンでカットしてもらう必要がある犬種と、基本的にはトリミングサロンに通う必要がない犬種がいます。
トリミングサロンが絶対に必要な犬種は、以下のような特徴を持っています。
- シングルコート犬種
- 絡まりやすい毛質を持つ犬種
- ロングコート犬種
ダブルコート犬種と呼ばれる主毛と副毛を持つ犬種は、換毛期になると自然に古い毛が抜け落ちるようになっています。
しかし、シングルコート犬種は換毛期になってもあまり抜け落ちることがないため、そのまま放置していると古い毛と新しい毛が絡まってしまい、不衛生になってしまうのです。
また、毛質が比較的柔らかい犬種やクルクルとカールしている犬種は、毛が絡まりやすい傾向にあるため、トリミングサロンに連れていく必要があります。
絶対にトリミングが必要な犬種6選
一般的に、トリミングが必要とされている代表的な犬種は以下の通りです。ご家庭でトリミングができない場合は、サロンに通わせる必要があります。トリミングの頻度は、1〜2ヶ月に1回が推奨されています。
1.プードル犬種
プードル犬種はシングルコート犬種であり、毛質がクルクルとカールしている特徴を持つ犬です。そのため、放置していると毛が絡まり、細菌や汚れが付着してしまうため、不衛生な状態になってしまいます。
トリミングサロンでは、プードル犬種のカットメニュー(カット方法)が豊富にあるサロンも多いです。そのためプードル犬種を飼っている方は、頻繁に連れていく飼い主さんが多いようです。
2.マルチーズ
マルチーズはシングルコートであり、「シルキーコート」という異名を持つ美しく白い柔らかい毛が特徴的な犬種です。そのためトリミングせずに放置していると、絡まりやすいという注意点があります。
また、マルチーズの毛は伸びる速度が早いとも言われているため、頻繁にトリミングする必要があります。理想は1ヶ月に1回と言われているため、少しでも絡まりが見られたら、ご家庭でその部分をブラッシングでほぐすか軽くカットし、毎日ブラッシングするなどの丁寧なお手入れが大切です。
3.ヨークシャー・テリア
毛が伸びるのが早いシングルコート犬種の代表に、ヨークシャー・テリアも挙がります。こちらもシルキーコートと呼ばれる滑らかな毛質を持っているため、美しい反面、お手入れを怠ると絡まってしまう恐れがあります。
また、定期的にカットしなければ毛が伸び続けます。ヨークシャー・テリアは、口周りの毛が特に早く伸びやすいという特徴を持っているため、汚れやすい口周りは、ご家庭でもカットできるようにしておくと良いでしょう。
4.シーズー
シーズーも長く美しい毛が特徴的な犬種の1つです。ダブルコート犬種で、長く美しい被毛を持ちますが、きちんとお手入れをしたりカットを頻繁に行わなければ被毛が絡み、不衛生になってしまうので注意が必要です。
シーズーのトリミングは、1ヶ月〜1ヶ月半に1度が理想的とされています。そのためシーズーを家に迎える際は、毎日のブラッシングや定期的な毛のお手入れができるかという点も考慮した上で迎える必要があります。
5.コッカー・スパニエル犬種
コッカー・スパニエル犬種には、アメリカンコッカーやイングリッシュコッカーがいます。体格や毛の多さなど違いは見られますが、どちらも被毛が長くウェーブがかった毛質をしているため、お手入れは欠かせません。
なるべく毎日ブラッシングをし、毛が絡まらないよう配慮してあげること、月1回を目安にトリミングしてあげることを意識しましょう。
コッカー・スパニエル犬種はダブルコート犬種でありながら、毛の多さや長さ、毛質からお手入れがとても重要な犬種です。特にアメリカンコッカーは毛量が多いため、頻繁にトリミングが必要となります。
6.シュナウザー
シュナウザーもダブルコートでありますが、他のダブルコートの犬種に比べて換毛期がほぼなく抜け毛が少ないのが特徴です。アンダーコートが密に生えていますので絡まりやすいですし、オーバーコートが伸びますのでしっかりお手入れをしないと絡まりやすくなります。
毎日のお手入れとしてブラッシングを行うことはもちろん、月に1回を目安にトリミングしてあげることが大切です。衛生状態を保つためにも、こまめなブラッシングとトリミングを行いましょう。
まとめ
いかがでしたか。基本的にシングルコート犬種はトリミングが定期的に必要となります。しかし、ダブルコート犬種の中にも例外として抜け毛の少ない犬種は毛量も多く、自然に抜けることがないためトリミングが頻繁に必要となるケースもあります。
犬種によってトリミングの必要性は大きく違うため、愛犬に合った頻度でトリミングを行いましょう。